いちごひとふり【一期一振】
鎌倉時代の刀工、粟田口吉光の作による日本刀(太刀)。享保名物帳所載。短刀の名手として知られた吉光の銘がある希少な太刀として知られる。豊臣秀吉や徳川家康などが所有し、現在は皇室御物として宮内庁が管理。
な【名】
1 ある事物を他の事物と区別するために、それに対応するものとして与える、言語による記号。名前。 ㋐一般に、その事物の呼び方。「人と—の付く生き物」「花の—」 ㋑ただ一つしか存在しないものとしての...
な【字/名】
《「名」と同語源》文字。「真—」「仮—」
な‐あて【名宛】
1 手紙・小包などの、受け取るべき相手を指定すること。また、その名。あてな。「父の—で金を送る」 2 遊女などを指名すること。名ざし。「わるい志庵が—にて、浮名をあげづめに」〈黄・艶気樺焼〉
なあて‐にん【名宛人】
1 名宛の人。受取人。「封書の—」 2 証券などで、名を指定されている人。約束手形の受取人、為替手形の支払人など。
な【名】
1〔名称〕a name;〔本などの題〕a title彼は「けちんぼのビル」という名で通っていたHe 「went by the name of [was known as]“Bill the Mi...
ないれ【名入れ】
名入れタオルa towel with a person's name printed on it鞄に名入れサービスをするstamp a briefcase with the owner's na...
なうて【名うて】
名うての famous;〔悪名高い〕notorious名うてのしたたか者a notorious scoundrel/a notoriously 「tough customer [vicious ...
なおれ【名折れ】
この汚い通りは東京の名折れだThis dirty street is a disgrace to the city of Tokyo.おまえは一家の名折れになるだろうYou will bring...
なごり【名残り】
1〔後に残るもの〕remains ((of))地面には冬の名残りの雪がうっすらとあったThe ground was covered with a thin layer of snow, the ...
な【名】
[共通する意味] ★事物や人につけた呼び名。[英] a name[使い方]〔名〕(な)▽名を名乗れ▽姓は藤原、名は太郎〔名前〕▽名前を呼ばれたら返事をしなさい▽この木の名前を知っていますか▽名前...
なうて【名うて】
[共通する意味] ★世間に名前がよく知られていること。[英] famous; celebrated[使い方]〔有名〕(名・形動)▽画家としても有名な小説家▽有名人〔知名〕(名・形動)▽知名の士▽...
なおれ【名折れ】
[共通する意味] ★ある集団、または個人が持っている良い評判を傷つけること。[英] a disgrace[使い方]〔名折れ〕▽お前のような奴(やつ)がいては家の名折れになる▽こんなことも知らない...
なごりのつき【名残の月】
[共通する意味] ★陰暦九月十三夜の月をいう。[使い分け]【1】「後の月」は、特に、陰暦八月十五夜の月に対していう。【2】「豆名月」は、季節の風物として枝豆を供えるところからの、「栗名月」は、月...
なだかい【名高い】
[共通する意味] ★世間に名前がよく知られていること。[英] famous; celebrated[使い方]〔有名〕(名・形動)▽画家としても有名な小説家▽有名人〔知名〕(名・形動)▽知名の士▽...
みょうじたいとう【名字帯刀】
江戸時代、血筋をあらわす家の名称(姓・名字)を名乗り、太刀を腰に差す武士の特権が、平民の身分でも庄屋や御用商人などの一部に特例として許されたこと。名字帯刀御免。
みょうせんじしょう【名詮自性】
物の名は、その物自体の本性を表すということ。名が自らの性質を備えているということ。▽仏教語。略して「名詮」ということもある。「詮」はときあかす意。「自性」はその物の性質、本性。「性」は「称」とも書く。
みょうもんりよう【名聞利養】
世間の名声を得たいという欲望と、財産を蓄えたいという欲望。▽仏教語。「名聞」は世俗の評判、「利養」は財産を作り、生活を豊かにすること。仏教の五欲(財欲・色欲・飲食欲・名誉欲・睡眠欲)のうちの二つ。
めいしょきゅうせき【名所旧跡】
美しい景色や由緒ある場所のこと。観光に適した場所のこと。
めいしょこさつ【名所古刹】
美しい景色や由緒ある場所と、古くていわれのある寺のこと。
なごや‐げんい【名古屋玄医】
[1628〜1696]江戸前期の医師。京都の人。字(あざな)は閲甫・富潤。号、宜春庵・丹水子・桐渓。古医方説を唱えた。著「医方問余」など。
なわ‐ながとし【名和長年】
[?〜1336]南北朝時代の武将。伯耆(ほうき)の人。前名、長高。元弘3=正慶2年(1333)後醍醐天皇が隠岐(おき)を脱出するとこれを船上山(せんじょうざん)に迎えて鎌倉幕府軍と敵対。建武政権...
なわ‐やすし【名和靖】
[1857〜1926]昆虫学者。岐阜の生まれ。明治29年(1896)名和昆虫研究所を岐阜市に設立、農作物害虫の駆除・予防を研究。翌年から月刊誌「昆虫世界」を発刊、これは昭和21年(1946)まで...