くさ【草】
[名] 1 植物のうち、地上部が柔軟で、木質の部分が発達しないもの。草本(そうほん)。 2 役に立たない雑草。「—ぼうぼうの庭」 3 まぐさ。かいば。 4 屋根を葺(ふ)く、わら・かやなどの植...
くさ【草】
《原題、(フランス)L'Herbe》フランスの作家シモンの小説。1958年刊。
くさ‐あじさい【草紫陽花】
アジサイ科の多年草。関東以西の山地に生え、高さ25〜60センチ。葉は長楕円形で両端がとがる。夏、紅紫色や白色などのガクアジサイに似た花が咲く。
くさ‐あわせ【草合(わ)せ】
昔、5月5日の節句などに、種々の草を持ち寄り見せ合って、その優劣を競った遊び。闘草(とうそう)。草尽くし。草結び。《季 夏》
くさいかだ【草筏】
外村繁の長編小説。昭和10年(1935)、「世紀」誌に発表、同年の第1回芥川賞の候補作となる。単行本は昭和13年(1938)刊。近江商人であった自家をモデルとする大河小説で、戦後に発表した「筏」...
くさ【草】
grass(▼草の種類を言うときは可算語);〔雑草〕a weed(▼しばしば複数形);〔薬草〕an [a] herb草の葉a blade of grass草の生えた丘a grassy hill草...
くさ【草】
grass
くさいきれ【草いきれ】
むっとするような草いきれheavy, humid air rising from thick grass on a hot day
くさかげろう【草×蜉×蝣】
a lacewing (fly)
くさかり【草刈り】
mowing;〔人〕a mower草刈りをする cut grass; mow ((the grass))草刈り鎌〔柄の短いもの〕a sickle;〔柄の長いもの〕a scythe草刈り機a (l...
くさ【草】
[意味] 植物で、地上に現れている部分が柔軟で、木質にならないものの総称。[英] grass[使い方]〔草〕▽草を刈る▽草をむしる
くさがれ【草枯れ】
[共通する意味] ★植物が生気を失い枯れること。[英] withering[使い方]〔草枯れ〕▽草枯れの季節▽野原は一面の草枯れだった〔冬枯れ〕▽冬枯れの草原▽冬枯れの木々〔霜枯れ〕▽霜枯れのト...
くさつみ【草摘み】
[共通する意味] ★春、野原に出て草を摘むこと。[英] gathering young herbs[使い方]〔草摘み〕▽草摘みに出かける〔摘み草〕▽野原で摘み草をする[使い分け] 両語ともに同じ...
くさはら【草原】
[共通する意味] ★一面に草の生えている土地。[英] a savanna(h)[使い方]〔草原〕(そうげん)▽草原に牛を放牧する〔草原〕(くさはら)▽草原で野草を摘む[使い分け] 「草原(そうげ...
くさぶかい【草深い】
[共通する意味] ★草木がたくさん生い茂っているさま。[英] grassgrown[使い方]〔草深い〕(形)▽草深い山野▽草深い川原〔こんもり〕(副)スル▽こんもりした茂み▽植え込みがこんもりと...
そうこうろしゅく【草行露宿】
非常に苦しい旅をすること。旅の行程が非常につらく、また、差し迫っていること。草の生い茂った険しい場所をかき分けて野宿するという意から。▽「草行」は道なき道を、草をかき分けて行くこと。「露宿」は野宿すること。
そうこんぼくひ【草根木皮】
草の根と木の皮の意で、まっとうな食べ物ではないもののこと。また、漢方薬で用いられる原料のこと。▽前者の意は飢饉ききんなどで食糧不足に陥ったときの様子として表す。後者の意は漢方薬の原料の代表をいったもの。「木」は「もく」とも読む。
そうぼうのきげん【草茅危言】
国政に対して浴びせられる民間の批判の声のこと。▽「草茅」は草むら。転じて、朝廷・官界に対する民間・在野の意。草莽そうもうに同じ。「危言」は厳しい言葉。
そうもうのしん【草莽之臣】
官職に就かず、民間にいる賢人のこと。民間の有能な人材のこと。在野の人。
そうもくかいへい【草木皆兵】
相手の勢いなどに恐れおののくあまり、何でもないものに対しても、自分の敵であるかのように錯覚しておびえること。▽草や木を見てすべて敵兵と思い、恐れおののく意。
くさかべ‐の‐おうじ【草壁皇子】
[662〜689]天武天皇の皇子。母は持統天皇。文武(もんむ)・元正両天皇の父。壬申(じんしん)の乱には天武帝とともに戦い、皇太子に立てられたが、即位せずに死去。日並知皇子(ひなめしのみこ)。
くさの‐しんぺい【草野心平】
[1903〜1988]詩人。福島の生まれ。「銅鑼(どら)」「歴程」などの詩誌で活躍。蛙を題材にした詩が多いことでも有名。文化勲章受章。詩集「第百階級」「定本蛙」など。
くさば‐はいせん【草場佩川】
[1787〜1867]江戸後期の儒学者・漢詩人。肥前の人。名は韡。字(あざな)は棣芳。江戸で古賀精里に学び、佐賀藩に仕え、詩と絵に長じた。著「佩川詩鈔」など。
くさま‐なおかた【草間直方】
[1753〜1831]江戸後期の商人・学者。大坂の人。通称、鴻池屋伊助。両替商を営みながら、貨幣経済の構造や沿革を研究した。著「三貨図彙」「草間伊助筆記」など。