あか‐ず【飽かず/厭かず】
[連語]《動詞「あ(飽)く」の未然形+打消しの助動詞「ず」の連用形。副詞的に用いる》 1 飽きないで。いつまでも嫌にならないで。「恋人の写真を—(に)見つめていた」 2 満足せず。もの足りなく。...
あか・せる【飽かせる】
[動サ下一][文]あか・す[サ下二] 1 「飽かす1」に同じ。「金に—・せて建てた豪邸」 2 満足させる。「暑預粥(いもがゆ)に未だ飽かずと仰せらるれば、—・せ奉らんとて」〈今昔・二六・一七〉
あか‐なくに【飽かなくに】
[連語]《動詞「あ(飽)く」の未然形+打消しの助動詞「ず」のク語法+格助詞「に」》 1 (詠嘆の意で)満足しないのになあ。あきたりないのになあ。「明けぬべく千鳥しば鳴く白たへの君が手枕(たまくら...
あき‐た・りる【飽(き)足りる】
[動ラ上一]《動詞「あきたる」(四段)の上一段化。多く「あきたりない」「あきたらない」の形で用いる》十分に満ち足りる。満足する。「彼の煮えきらない態度に—・りないものを感じた」
あ・く【飽く/厭く/倦く】
[動カ五(四)] 1 十分になってもうたくさんだと思う。いやになる。「—・くことを知らぬ金銭欲」「菜の葉にとまれ。菜の葉に—・いたら桜にとまれ」〈野村秋足・蝶々〉 2 満たされた気持ちになる。満...
飽く無き
〔満足することのない〕insatiable;〔粘り強い〕persistent飽くなき野望insatiable ambition取り調べ官の飽くなき追及についに容疑者は口を割ったAs a resu...
甘んじる
〔満足する〕content oneself ((with));〔あきらめる〕be resigned [reconciled] ((to))彼は田舎暮らしに甘んじたHe contented him...
在り来たり
ありきたりの ordinary;〔ありふれた〕commonplace;〔因習的な〕conventional;〔慣習的な〕customaryありきたりの家a commonplace [an ord...
ありきたりの
ordinary;〔ありふれた〕commonplace;〔因習的な〕conventional;〔慣習的な〕customaryありきたりの家a commonplace [an ordinary]...
彼れなら
あれなら初心者用教本としておすすめできるI recommend that as a manual for beginners.あれならみんな満足するだろうI think everyone wil...
まんぞく【満足】
[共通する意味] ★望みを達して満ち足りること。[英] satisfaction[使い方]〔満足〕(名・形動)スル▽今の暮らしにじゅうぶん満足している▽欲望を満足させる▽満足なできぐあい▽満足感...
じこまんぞく【自己満足】
[共通する意味] ★望みを達して満ち足りること。[英] satisfaction[使い方]〔満足〕(名・形動)スル▽今の暮らしにじゅうぶん満足している▽欲望を満足させる▽満足なできぐあい▽満足感...
ほんもう【本望】
[共通する意味] ★望みを達して満ち足りること。[英] satisfaction[使い方]〔満足〕(名・形動)スル▽今の暮らしにじゅうぶん満足している▽欲望を満足させる▽満足なできぐあい▽満足感...
ふまん【不満】
[共通する意味] ★納得できない、満たされないと思うこと。[使い方]〔不服〕(名・形動)〔不平〕(名・形動)〔不満〕(名・形動)〔不満足〕(名・形動)〔不足〕(名・形動)[使い分け] 「不服」は...
ふまんぞく【不満足】
[共通する意味] ★納得できない、満たされないと思うこと。[使い方]〔不服〕(名・形動)〔不平〕(名・形動)〔不満〕(名・形動)〔不満足〕(名・形動)〔不足〕(名・形動)[使い分け] 「不服」は...
あんきょらくぎょう【安居楽業】
地位など、今いる環境や状況に心安らかに満足し、自分の仕事を楽しんですること。自分の分ぶんをわきまえて不満をもたず、心安らかに自分のなすべき仕事をすることをいう。また、転じて善政の行われていることのたとえ。世が治まり生活が安定して、みなそれぞれの仕事に励む意から。▽「居きょに安やすんじ、業ぎょうを楽たのしむ」「安居あんきょして業ぎょうを楽たのしむ」と訓読する。
あんしのぎょ【晏子之御】
他人の権威を笠にきて得意がり、自らの低い地位に満足している小人物のたとえ。
いんかまんぷく【飲河満腹】
自分の分ぶんに安んじて満足すべきこと。どぶねずみが頑張って大河の水を飲んでも、その量は小さな腹を満たすにすぎない意から。
きょおうじっき【虚往実帰】
師などから無形の感化や徳化を受けるたとえ。行くときは何も分からずに空っぽの心で行って、帰るときには充実して、十分に満足している意から。▽出典では、王駘おうたいという人物が教え諭すわけでも道理を論ずるわけでもないのに、教えを請う者は空っぽの心でそこに行き、帰りには得るところがあって十分満足しているといい、王駘は言葉には出さないが、自然に相手を感化する教えを心得た人物として描かれている。「虚往」は空っぽの頭で行くこと。「実帰」は充実して帰る、また、十分に満足して帰る意。「虚きょにして往ゆき実じつにして(実みちて)帰かえる」と訓読する。
けいりんのいっし【桂林一枝】
①人柄が立派ですぐれていることのたとえ。自分の出世を謙遜していうことば。②科挙(官吏登用試験)に及第することを謙遜していうことば。③自分の出世にまだ満足していないことのたとえ。④容易に得がたい人物や出来事のたとえ。⑤高潔で世俗から離れた人物のたとえ。