あい‐つう【哀痛】
[名](スル)心から悲しみ嘆くこと。「下に立つ運命に会える者少なからざるを見て、—に堪えず候」〈蘆花・思出の記〉
赤(あか)い糸(いと)で結(むす)ば・れる
《結ばれる運命の男女は赤い糸でつながっているという俗信から》結婚する運命にある。→赤縄(せきじょう)
あやつり【操り】
1 操ること。また、そのしかけ。「かくして奇怪なる運命の—によって」〈長与・青銅の基督〉 2 操り人形。また、操り芝居。
あらが・う【抗う/争う/諍う】
[動ワ五(ハ四)] 1 従わないであらそう。抵抗する。逆らう。「運命に—・う」「権勢に—・う」 2 負けずに言い返す。言いたてる。言い争う。「つひにあるべき事と思せば、ことに—・はず」〈源・夕霧...
あん‐じょ【晏如】
[ト・タル][文][形動タリ]安らかで落ち着いているさま。晏然(あんぜん)。「従容(しょうよう)として逼(せま)らず、—として惕(おそ)れず」〈露伴・運命〉
諦める
〔運命などに甘んじる〕resign [reconcile] oneself ((to)),be resigned [reconciled] ((to));〔断念する〕abandon, give ...
浅ましい
1〔卑しい〕base, mean, ignoble;〔恥知らずの〕shameless;〔軽べつすべき〕despicable浅ましい男a despicable [base] man浅ましい動機ba...
綾糸
I1〔綾取りに使う糸〕string used to play cat's-cradle2〔美しい色の糸〕(brightly) colored thread3〔機はたの縦糸をまとめる糸〕a hed...
抗う
運命にあらがうfight against destiny/kick against the pricks
因果
1〔原因と結果〕cause and effect2〔行為に対する報い〕あれは親の因果が子に報いるということだIt's an example of the sins of the father b...
うん【運】
[共通する意味] ★人間に幸福、不幸などをもたらす、人為を超越した作用。[英] destiny; fate[使い方]〔運〕▽試験前に風邪をひくとは運が悪い▽運よく座ることができた▽運を天に任せる...
てんうん【天運】
[共通する意味] ★人間に幸福、不幸などをもたらす、人為を超越した作用。[英] destiny; fate[使い方]〔運〕▽試験前に風邪をひくとは運が悪い▽運よく座ることができた▽運を天に任せる...
てんめい【天命】
[共通する意味] ★人間に幸福、不幸などをもたらす、人為を超越した作用。[英] destiny; fate[使い方]〔運〕▽試験前に風邪をひくとは運が悪い▽運よく座ることができた▽運を天に任せる...
めいうん【命運】
[共通する意味] ★人間に幸福、不幸などをもたらす、人為を超越した作用。[英] destiny; fate[使い方]〔運〕▽試験前に風邪をひくとは運が悪い▽運よく座ることができた▽運を天に任せる...
うんめい【運命】
[共通する意味] ★人間に幸福、不幸などをもたらす、人為を超越した作用。[英] destiny; fate[使い方]〔運〕▽試験前に風邪をひくとは運が悪い▽運よく座ることができた▽運を天に任せる...
いちれんたくしょう【一蓮托生】
よい行いをした者は極楽浄土に往生して、同じ蓮はすの花の上に身を託し生まれ変わること。転じて、事の善悪にかかわらず仲間として行動や運命をともにすること。▽もと仏教語。「托」は、よりどころとする、身をよせる意。「託」とも書く。
うんぷてんぷ【運否天賦】
人の運命は天の定めによるということ。運不運は天命であること。転じて、運を天に任せること。▽「運否」は運不運、運のあるなしの意。「天賦」は天が与える、天が与えたものの意。「否」は「ぴ」とも読む。
えしゃじょうり【会者定離】
この世で出会った者には、必ず別れる時がくる運命にあること。この世や人生は無常であることのたとえ。▽仏教語。「定」は必ずの意。
かじんはくめい【佳人薄命】
美人はとかく薄幸であること。美人は美しく生まれついたため数奇な運命にあって、とかく幸せな一生が送れないものであること。また、美人はとかく短命であること。立派な人について言う場合もある。▽「薄命」は不運のこと。運命に恵まれないこと。また、短命の意にも用いる。
けんこんいってき【乾坤一擲】
運を天にまかせて、のるかそるかの大勝負をすること。天下をかけて一度さいころを投げる意から。▽「乾」は天、「坤」は地の意。「一擲」はひとたび投げること。「一擲乾坤いってきけんこん」ともいう。
カロッサ【Hans Carossa】
[1878〜1956]ドイツの詩人・小説家・医師。内省的でヒューマンな自伝的作品が多い。小説「ドクトル=ビュルガーの運命」「幼年時代」、従軍記「ルーマニア日記」など。
くにきだ‐どっぽ【国木田独歩】
[1871〜1908]詩人・小説家。千葉の生まれ。本名、哲夫。新体詩から小説に転じ、自然主義文学の先駆となる。代表作「武蔵野」「源叔父」「牛肉と馬鈴薯」「運命論者」など。
こうだ‐ろはん【幸田露伴】
[1867〜1947]小説家・随筆家・考証家。東京の生まれ。本名、成行(しげゆき)。別号、蝸牛庵(かぎゅうあん)など。明治22年(1889)「露団々」「風流仏」で名声を確立。尾崎紅葉と並ぶ作家と...
せりざわ‐こうじろう【芹沢光治良】
[1897〜1993]小説家。静岡の生まれ。ヒューマニズムと明るい文体をそなえた作風で知られた。作「巴里に死す」「人間の運命」など。
デーブリーン【Alfred Bruno Döblin】
[1878〜1957]ドイツのユダヤ系小説家・精神科医。ナチス時代、初めフランス、のち米国へ亡命。宗教的色彩の濃い作品を発表した。作「ベルリン‐アレクサンダー広場」「運命の旅」など。