あみ‐がけ【網掛け】
ある指定された範囲を網点・格子・斜線などの模様で埋めること。またはその機能。ワープロソフトによる文字装飾やCADの分野で用いられる。あみかけ。ハッチング。
あみ‐がさ【編み笠】
藺草(いぐさ)・菅(すげ)・わらなどで編んだ笠。種類・形が多く、主として日よけ用。《季 夏》「—や扇で受ける報謝銭/松宇」
編(あ)み笠(がさ)一蓋(いっかい)
編み笠一つのほか何も持たないこと。身軽なこと、また無一物の身の上のたとえ。
あみがさ‐そう【編笠草】
エノキグサの別名。
あみがさ‐たけ【編笠茸】
アミガサタケ科のキノコ。春、雑木林に生える。傘は褐色で、全面に網目状のくぼみがあり、柄は太くて中空。フランスでは食用にする。モリーユ。
あみがさ‐ぢゃや【編み笠茶屋】
近世、遊郭に入る客に、顔を隠すための編み笠を貸した茶屋。京都島原の丹波口や江戸吉原の大門外にあった。「入り口の茶屋に二歩(ぶ)、泥町の—に一歩(ぶ)」〈浮・諸艶大鑑・二〉
あみがさ‐ゆり【編笠百合】
ユリ科の多年草。高さ約50センチ。春、薄い黄緑色で鐘形の花を下向きにつけ、内面に紫色の網状の模様がある。地下茎は厚い鱗片(りんぺん)からなり、漢方で貝母(ばいも)といって薬用。有毒。はるゆり。
あみ‐がしら【網頭/罔頭】
漢字の冠の一。「罪」「署」「罕(かん)」などの「罒」や「㓁」の称。