いぬ‐たで【犬蓼】
タデ科の一年草。道端などに自生。高さ20〜40センチ。茎は紅紫色を帯びる。葉は細長い楕円形で両端がとがり、縁や裏の脈上に毛がある。夏から秋に、紅紫色の小花を穂状につける。あかのまま。あかのまんま...
いぬたぶ‐みさき【犬田布岬】
鹿児島県、徳之島の最西端にある海食崖(がい)の岬。奄美群島国立公園の一部に属する。展望台からは東シナ海を一望できる。
いぬ‐ちくしょう【犬畜生】
犬などのけだもの。また、道徳に外れた行いをする人をののしっていう語。「—にも劣る行為だ」
いぬつくばしゅう【犬筑波集】
室町後期の俳諧集。1冊。山崎宗鑑編。享禄(1528〜1532)末から天文(1532〜1555)初年前後の成立か。卑俗でこっけいな表現を打ち出し、俳諧が連歌から独立する契機となった。俳諧連歌抄。新...
いぬ‐つげ【犬黄楊】
モチノキ科の常緑低木。山地や湿地に生え、高さ約2メートル。枝は細分し、堅い小さな葉が密につく。雌雄異株。夏、白い花が咲き、実は丸く、熟すと黒い。庭木とする。
犬(いぬ)と猿(さる)
仲の悪い間柄のたとえ。犬猿(けんえん)の仲。
いぬとふえ【犬と笛】
芥川竜之介による童話。大正8年(1919)、雑誌「赤い鳥」に掲載。笛の上手な木こりの青年が、神に与えられた不思議な力を持つ3匹の犬とともに囚われの姫君を救い出す冒険物語。
いぬ‐どし【戌年】
暦法で、十二支の11番目、戌に当たる年。また、その年に生まれた人。
いぬ‐なずな【犬薺】
アブラナ科の越年草。草地や畑地に生え、高さ10〜20センチ。根ぎわの葉はややへら状で厚い。春、黄色い小花が多数集まって咲く。実は平たい長楕円形のさやとなる。
犬(いぬ)に論語(ろんご)
いくら道理を説いて聞かせても益がないことのたとえ。馬の耳に念仏。