犬(いぬ)の遠吠(とおぼ)え
臆病な人が陰でいばり、陰口をたたくことのたとえ。
いぬのとし【犬の年】
《原題、(ドイツ)Hundejahre》ドイツの小説家、グラスの長編小説。1963年刊。著者の処女小説である「ブリキの太鼓」(1959年刊)、「猫と鼠」(1961年刊)とあわせ、3部作をなす。
いぬ‐の‐ひ【戌の日】
十二支の戌に当たる日。犬は安産といわれることから、妊婦が妊娠五か月目のこの日に帯祝いをする習慣がある。→帯祝い →岩田帯
いぬ‐の‐ひげ【犬の鬚】
ホシクサ科の一年草。田や水辺に生え、高さ10〜20センチ。葉は線形で、葉脈は網目状。秋、多数の花茎を出し、中央に雄花、周りに雌花が集まった半球形の花をつけ、先のとがった苞(ほう)を多数もつ。
いぬ‐の‐ふぐり【犬の陰嚢】
オオバコ科の二年草。道端や畑に生える。茎の下部は地をはい、長さ約15センチ。葉は卵円形。春、淡紅紫色の小花を開く。実は扁平な球形で、名は実の形に由来。ひょうたんぐさ。天人唐草(てんにんからくさ)...
いぬ‐のみ【犬蚤】
ヒトノミ科のノミ。体長2ミリほどで、全体が赤褐色。犬や猫・ネズミなどに寄生。
いぬ‐はっか【犬薄荷】
シソ科の多年草。高さ50〜100センチで、角柱形の茎は白い毛におおわれる。葉は心臓形で鋸歯(きょし)があり、香りがよいためハーブとして使用される。筑摩(ちくま)はっか。猫に与えるとマタタビのよう...
いぬ‐はりこ【犬張(り)子】
犬をかたどった張り子のおもちゃ。子供の魔よけとして、宮参りの祝い物にもする。→犬箱
いぬはりこ【狗張子】
仮名草子。7巻。浅井了意著。元禄5年(1692)刊。中国の小説「続玄怪録」「博異志」などを題材にした怪奇説話など45編を収録。「御伽婢子(おとぎぼうこ)」の続編。
いぬ‐ばこ【犬箱】
犬が伏した形に作った、雌雄で一対の小箱。昔、安産や子供の健康を祈るまじないに用いられた。犬張り子の源流といわれる。御伽(おとぎ)犬。