いん‐の‐ちょう【院の庁】
院や女院の御所の事務をつかさどっていた役所。別当・判官代・蔵人(くろうど)その他の院司が属した。院庁(いんちょう)。
いんのちょう‐くだしぶみ【院の庁下文】
院の庁から出された公文書。院宣(いんぜん)が院司一人で奉じたのに対し、別当・判官代・主典代とその他の院司が連署した。
いん‐の‐つかさ【院の司】
⇒院司(いんし)
いん‐の‐べっとう【院の別当】
院の庁の長官。院中における一切を統轄した。
いん‐の‐ほくめん【院の北面】
院の御所の北面で警固に当たった武士。白河上皇のときに創設された。北面の武士。
いん‐の‐みかど【院の帝】
上皇のこと。
いん‐の‐むしゃどころ【院の武者所】
院の御所に仕え、警固に当たった職。また、その人。