えき‐てい【役丁】
「えきちょう(役丁)」に同じ。
えき‐てい【掖庭】
宮殿のわきの殿舎。皇妃・宮女のいる所。後宮(こうきゅう)。えきだい。「后妃遊宴のみぎりなり…—の露色愁ふ」〈平家・七〉
えき‐てい【駅亭】
1 「駅家(えきか)」に同じ。 2 宿場の旅館。
えき‐てい【駅逓】
1 宿場から宿場へ荷物を送り届けること。宿(しゅく)つぎ。馬つぎ。 2 郵便。「—の局に似通う両替のペンキの家に」〈白秋・断章〉
えき‐てい【駅程】
宿駅から宿駅への道のり。
えきてい‐きょく【駅逓局】
明治初期、駅逓・通信をつかさどった官庁。明治10年(1877)にそれまでの駅逓寮を改称。同18年逓信省の所管となり、同20年廃止。
えき‐てき【液滴】
液体のつぶ、したたり。表面張力でまとまった液体のかたまり。
えき‐でん【易田】
古代、土地がやせていて、1年おきにしか耕作できなかった田地。口分田として給される場合は、2倍の面積が与えられた。やくでん。
えき‐でん【駅田】
養老令で、駅の経費に充てるために、租税免除で国から支給された田。駅戸(えきこ)が耕作にあたった。大宝令では駅起田(えききでん)と称した。
えき‐でん【駅伝】
1 「駅伝競走」の略。 2 古代の駅制と伝馬(てんま)の制度。律令制では、唐の制度にならって、官吏のために駅には駅馬を備えて宿舎の便宜をはかり、郡家(ぐうけ)には伝馬を置いた。駅伝制。→駅制