おうぎ【扇】
《動詞「あお(扇)ぐ」の連用形から》 1 手に持ち、あおいで風を起こす道具。儀式・祭事などにも使う。ふつう、折り畳めるものをいい、檜扇(ひおうぎ)と蝙蝠扇(かわほりおうぎ)がある。前者を冬扇、後...
おう‐ぎ【黄耆】
中国産のマメ科の多年草キバナオウギ、またはその近縁の植物の根。漢方で止汗・利尿・強壮薬などに用いる。
おう‐ぎ【奥義】
学問・技芸・武芸などの最も奥深い大切な事柄。極意。おくぎ。「—を極める」
おう‐ぎ【横議】
[名](スル)勝手気ままに論議すること。また、その論議。「諸君と擅(ほしいまま)に縦談—するは、誠に近来の快事です」〈魯庵・社会百面相〉
おうぎ‐あみ【扇網】
扇形に開く網。四手網(よつであみ)の類。
おうぎ‐あわせ【扇合(わ)せ】
平安時代に行われた物合わせの一。左右の組に分かれて扇を出し合い、その趣向の優劣を判者が判定して勝負を決めた。
おうぎ‐いか【扇紙鳶】
扇形の凧(たこ)。おうぎだこ。
おうぎ‐うり【扇売り】
1 近世、夏に扇の地紙を売り歩いた商人。注文があると、その場で紙を折って扇を作った。地紙売り。 2 近世、江戸で、元日未明から年玉用の扇を売り歩いた商人。
おうぎ‐おとし【扇落(と)し】
1 「投扇興(とうせんきょう)」に同じ。 2 能で、扇を落としてそれを拾い上げる演技の型。
おうぎ‐おり【扇折り】
地紙を折って扇を作ること。また、その職人。