うき‐あが・る【浮(き)上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 水中から水面に現れ出る。「難破船が—・る」 2 空中に持ち上がる。今までついていた地面などとの間にすきまができる。「気球が—・る」「地震で土台が—・る」 3 周囲から遊離し...
うしゃあが・る
[動ラ四]《「うせあがる」の音変化。近世江戸語》「行く」「来る」「去る」「居る」などの意をののしっていう語。「何処(どけ)へ這入(へえ)り込んで—・るか」〈滑・浮世床・初〉
うち‐あが・る【打(ち)上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 低い所から高い所に上がる。「花火が—・る」 2 水中から陸上に上がる。「濤(なみ)は砂浜を洗うて—・った藻草をもみ砕こうとする」〈寅彦・嵐〉 3 地位などが高くなる。また、...
うち‐またが・る【打ち跨がる】
[動ラ五(四)]またがって乗る。「さっそうと馬に—・る」
うつくし‐が・る【愛しがる】
[動ラ四]かわいらしいと思う。かわいがる。「松君のをかしうもの宣(のたま)ふを、誰も誰も、—・り聞こえ給ふ」〈枕・一〇四〉
腕(うで)が上(あ)が・る
1 腕前・技術が進歩する。「ゴルフの—・る」 2 飲める酒の量が前より増す。
えん‐が・る【艶がる】
[動ラ四]あだっぽく振る舞う。風流ぶる。「—・り、よしめくかたはなし」〈紫式部日記〉
縁(えん)に繋(つな)が・る
血縁関係がある。ゆかりがある。
おい‐あが・る【生ひ上がる】
[動ラ四]上の方へ生え伸びる。「つくろはせ給ひし前栽、植木どもも、心に任せて—・り」〈栄花・月の宴〉
おい‐すが・る【追い縋る】
[動ラ五(四)] 1 あとを追って取りすがる。「母親に—・って泣く」 2 断られても、無理に頼む。「—・って懇願する」