おくのほそみち【おくのほそ道/奥の細道】
江戸中期の俳諧紀行。1冊。松尾芭蕉著。元禄15年(1702)刊。元禄2年3月、門人曽良(そら)と江戸深川を出発、奥州・北陸の名所・旧跡を巡り、9月に大垣に至るまでの紀行を、発句をまじえて記したもの。
おくのほそみちひょうろん【奥の細道評論】
荻原井泉水による「奥の細道」の評論。昭和3年(1928)刊。
おく‐の‐ま【奥の間】
家の奥のほうにある部屋。
おく‐の‐まき【奥の巻】
1 書物の最後の巻。 2 奥義。秘伝。
おく‐ば【奥歯】
口の奥のほうにある歯。臼歯(きゅうし)。⇔前歯。
奥歯(おくば)に衣(きぬ)着(き)・せる
物事をはっきり言わず、どこか思わせぶりに言う。→歯に衣着せぬ [補説]「衣(きぬ)」は衣服のこと。「奥歯に絹着せる」と書くのは誤り。
奥歯(おくば)に剣(つるぎ)
腹の中では敵意をもちながら、表面には表さないこと。
奥歯(おくば)に物(もの)が挟(はさ)まったよう
思っていること、言いたいことをはっきりと言わずに、なんとなくぼかしている感じである。「—な返答」
おく‐ひだ【奥飛騨】
岐阜県北部、神通(じんずう)川の支流である高原川流域をいう。高山市北東部にあたり、平湯・福地・新穂高など温泉が多い。
お‐くび【衽/袵】
《「おおくび(大領)」の音変化》「おくみ(衽)」に同じ。