か・く【欠く／闕く】
［動カ五（四）］ １ かたい物の一部分を壊す。損ずる。「茶碗のふちを—・く」「氷を—・く」 ２ なくては困るもの、また必要とするものが備わっていない。あるべきものを持たない。「精彩を—・く表情...
か・く【書く／描く／画く】
［動カ五（四）］《「掻く」と同語源》 １ （書く）文字や符号をしるす。「持ち物に名前を—・く」 ２ （書く）文章を作る。著す。また、著作する。「日記を—・く」「本を—・く」 ３ （描く・画く）絵...
か・く【舁く】
［動カ五（四）］ １ （二人以上で）物を肩にのせて運ぶ。かつぐ。「駕籠(かご)を—・く」 ２ だます。あざむく。「こんなものを餌(ゑば)にして、—・かれるやうな科(とが)はしねえは」〈洒・二筋道...
か・く【掻く】
［動カ五（四）］ １ 指先やつめ、またはそれに似たもので物の表面を強くこする。「かゆい所を—・く」 ２ 手やそれに似たものであたり一帯にある物を引き寄せたり押しのけたりする。「雪を—・く」「手で...
か・く【掛く／懸く／構く】
［動カ五（四）］ １ （「胡坐(あぐら)をかく」の形で）足を横に三角の形に組んで座る。 ２ 組み合わせる。編み合わせて作る。「こしきには蜘蛛(くも)の巣—・きて」〈万・八九二〉 ３ つなぎ留め...
か・く【駆く／駈く】
［動カ下二］「か（駆）ける」の文語形。
か・く【賭く】
［動カ下二］「か（賭）ける」の文語形。
かく【確】
［ト・タル］［文］［形動タリ］たしかでまちがいのないさま。また、はっきりしているさま。「—としたことはわからない」「—たる証拠をつかむ」
かく【斯く】
［副］ １ 話し手が身近なこととして事態をとらえていう。このように。こう。「この家のあるじは—いう私だ」 ２ 前文の内容をさして、あるいは具体的な内容を省略していう。このように。こう。「—も盛大...
かく【各】
［接頭］主に漢語名詞に付いて、多くのものの一つ一つ、一つ一つのどれもがみな、の意を表す。「—教室」「—大学」「—クラス別々に行う」
