下種(げす)の勘繰(かんぐ)り
品性の下劣な者は、とかく気をまわして邪推するものだ。
けちを付(つ)・ける
1 縁起が悪いと感じるようなことを、言ったりしたりする。「せっかくの門出に—・ける」 2 欠点を見つけて悪く言う。難癖をつける。「あれこれ—・けて縁談を断る」
け‐ずきん【毛頭巾】
毛皮で作った頭巾。古風な老人のかぶりもの。「手製(てづくり)の猿の皮の—を被(かぶ)った」〈鏡花・眉かくしの霊〉
けつ【欠〔缺〕】
[音]ケツ(漢) ケン(漢) [訓]かける かく [学習漢字]4年 〈ケツ〉 1 物の一部がえぐれてかける。「欠唇(けっしん)・欠損」 2 足りない。あく。「欠員・欠陥・欠如・欠点・欠乏/残欠...
気色(けしき)覚(おぼ)・ゆ
1 趣があると感じる。「言葉のほかに、あはれに—・ゆるはなし」〈徒然・一四〉 2 気味悪く感じる。いやな気がする。「かく人がちなるにだに、—・ゆ」〈大鏡・道長上〉
げっか‐こう【月下香】
キジカクシ科の多年草。花は純白色で甘い香りがある。メキシコの原産で、切り花用に栽培される。チューベローズ。
けしょう‐いくさ【化粧軍】
形ばかりの見せかけの戦い。「—にてある間、かくるは易けれども」〈幸若・屋島軍〉
けしから◦ず【怪しからず】
[連語]《形容詞「け(怪)し」の未然形+打消しの助動詞「ず」》 1 特に何ということもない。たいしたことがない。「世の中のかくはかなければ、—◦ぬ童(わらはべ)の行く先思ひやられて」〈宇津保・春...
け‐むつか・し【気難し】
[形シク]薄気味悪い。なんとなく恐ろしい。「これは鬼の妻(め)にして、常に来りてかく様に懐抱して返るなりけりと思ふにも極て—・し」〈今昔・三一・一四〉
けいさん‐だか・い【計算高い】
[形][文]けいさんだか・し[ク]金銭の計算に細かく、けちである。また、利害・損得に敏感である。勘定高い。「—・く万事に抜け目のない人」