かん‐じょう【函丈】
《「礼記」曲礼上の「席の間丈(ぢゃう)を函(い)る」から。師から1丈も離れて座る意》師または目上の人に出す書状の脇付(わきづけ)とする語。
かん‐じょう【冠状】
冠のような形。かんむりがた。
かん‐じょう【勘状】
考えた結果を書き記したもの。「いまだ—を進ぜずして」〈立正安国論〉
かん‐じょう【勘定】
[名](スル) 1 物の数量、または金銭を数えること。「売上金の—が合わない」「人員を—する」 2 代金を支払うこと。また、その代金。「—を済まして店を出る」 3 他から受ける作用や、先々生じる...
かん‐じょう【款状】
官位・恩賞などを望み、または訴訟の趣旨を記した嘆願書。かじょう。「九条相国伊通(これみち)公の—にも、ことなる事なき題目をも書きのせて、自讃せられたり」〈徒然・二三八〉
かん‐じょう【勧請】
[名](スル) 1 神仏の来臨や神託を祈り願うこと。また、高僧などを懇請して迎えること。 2 神仏の分身・分霊を他の地に移して祭ること。「熊野権現(くまのごんげん)を—する」
かん‐じょう【感状】
戦功のあった者に対して、主家や上官が与える賞状。中世では、多く知行(ちぎょう)を与える旨を記した書状をさした。感書(かんじょ)。
かん‐じょう【感情】
物事に感じて起こる気持ち。外界の刺激の感覚や観念によって引き起こされる、ある対象に対する態度や価値づけ。快・不快、好き・嫌い、恐怖、怒りなど。「—をむきだしにする」「—に訴える」「—を抑える」「...
かん‐じょう【管状】
くだのような形。くだじょう。
かん‐じょう【還昇】
《「かんしょう」とも》昇殿を止められていた殿上人が、再び昇殿を許されること。還(かえ)り殿上。かんじょ。げんじょう。「—して侍りける人のもとに」〈千載・雑中・詞書〉