きき‐こ・む【聞(き)込む】
[動マ五(四)] 1 聞いて知る。情報などを聞き出す。「どこで—・んだか油断がならない」 2 繰り返し十分に聞く。「講釈ときちゃあ年のゆかねえ時分から—・んで」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
きき‐ごうしゃ【聞(き)巧者】
「聞き上手(じょうず)」に同じ。
きき‐ごうろ【聞(き)香炉】
手にとって香をかぐための、小型で煙返しをつけない一重口の香炉。
きき‐ごたえ【聞き応え】
聞くだけの価値があること。「—のある演奏」
きき‐ごと【聞き事】
聞くだけの価値があること。「一列に並び、互ひの悪をいひあひけるこそ—なれ」〈浮・禁短気・三〉
きき‐ごま【利(き)駒】
将棋で、金将・銀将・飛車・角行などの、攻守にすぐれた働き駒。また、相手の駒の働きを抑えている駒。
きき‐ざけ【聞(き)酒/利(き)酒】
酒を少量味わって、そのよしあしを鑑定すること。また、そのために用いる酒。《季 秋》
きき‐さ・す【聞き止す】
[動サ四]聞くのを中途でやめる。「異なる事なければ—・し給ひつ」〈源・帚木〉
きき‐さだ・める【聞(き)定める】
[動マ下一][文]ききさだ・む[マ下二]聞いて、はっきりこれと確かめる。「物音の性質を—・めようとすると同時に」〈鴎外・鼠坂〉
きき‐ざい【毀棄罪】
物の効用をそこなう罪の総称。文書の毀棄、建造物・器物の損壊、信書の隠匿などの罪を含む。→公用文書等毀棄罪 →私用文書等毀棄罪