き‐しょう【奇勝】
1 思いがけない勝利。また、思いもつかないような計略で勝つこと。奇捷(きしょう)。 2 珍しい景色。すばらしい景色。景勝。「天下の—」
き‐しょう【奇峭】
[名・形動]山などが険しくそびえ立っていること。また、物事がきわだって鋭いこと。また、そのさま。「越後境の連山、或は—、或は雄偉」〈蘆花・自然と人生〉 「彼も一種の—な性格である」〈鴎外・ヰタ‐...
き‐しょう【奇捷】
「奇勝(きしょう)1」に同じ。
き‐しょう【嬉笑/嘻笑】
[名](スル)喜び笑うこと。「—にも相感じ怒罵にも相感じ」〈二葉亭・浮雲〉
き‐しょう【希少/稀少】
[名・形動]少なくて珍しいこと。きわめてまれなこと。また、そのさま。「今時—な存在」
き‐しょう【帰性】
仏語。迷いのない本性に帰ること。法性の真実に行き着くこと。
き‐しょう【旗章】
旗につける図柄。旗じるし。また、国旗・校旗・軍旗などの総称。
き‐しょう【毀傷】
[名](スル)損ない傷つけること。「彼も此も—せられたり」〈鴎外・藤鞆絵〉
き‐しょう【気性】
[名]生まれつきの性質。気質。きだて。気象。「—が激しい」「さっぱりとした—」
[形動]性質がしっかりしているさま。気が強いさま。「—な奴だ、心配いたすな」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
き‐しょう【気象】
1 大気の状態、および雨・風・雪など大気中で起こる諸現象。 2 「気性」に同じ。「上等の社会に立つ時は、—も自然に温和になり」〈鉄腸・雪中梅〉 3 宇宙の根元的なものの作用により生じる形象。