おそれ‐い・る【恐れ入る/畏れ入る】
[動ラ五(四)] 1 相手の好意などに対して、ありがたいと思う。恐縮する。「ご厚情のほど—・ります」 2 相手に失礼したり、迷惑をかけたりしたことに対して、申し訳なく思う。「恐れ入りますが」の形...
おとがい‐の‐しずく【頤の雫】
《下あごについたしずくを飲むことはできないところから》手近にありながら、自分の思うようにならないことのたとえ。「見るもの食はうあだ思ひ、是(これ)—なり」〈浄・袂の白絞〉
おえ◦ない【負えない】
[連語]《動詞「お(負)う」の可能動詞「おえる」の未然形+打消しの助動詞「ない」》引き受けることができない。「手に—◦ない」「始末に—◦ない」
鉛刀(えんとう)の一割(いっかつ)
《鉛刀は一度しか切ることができないところから》 1 《左思「詠史」から》一度しか使えないことのたとえ。 2 《「後漢書」陳亀伝から》自分の力を謙遜(けんそん)していう言葉。
えい‐はく【曳白】
《「唐書」苗晋卿伝の、情実で合格した張奭(ちょうせき)が再試験で白紙を出した故事から》紙筆を持ちながら、詩文を作ることができないこと。
えきがくてき‐リンク【疫学的リンク】
感染症の集団感染において、感染源や感染経路を示す、発症者・接触者のつながり。発生初期は、積極的疫学調査により、どこで誰から感染し、誰に感染させた可能性があるか特定できる。感染が拡大し、どこで誰か...
エー‐ディー‐エッチ‐ディー【ADHD】
《attention deficit hyperactivity disorder》幼児期に現れる発達障害の一。不注意(物事に集中できない、忘れ物が多い)、多動性(落ち着きがない、じっとしていら...
エーピーティー‐こうげき【APT攻撃】
《advanced persistent threat attacks》特定の組織や個人に対して、複数の手法を用いて継続的に行われる一連のサイバー攻撃の総称。標的型メールやソーシャルエンジニアリ...
エーオー‐にゅうし【AO入試】
《AOはadmissions office(入学事務局)の略》大学入学試験の方法の一。学力試験では判断できない受験者の個性や目的意識などを総合的に評価するため、書類審査や面接、小論文などを組み合...
え‐さら◦ず【得避らず】
[連語]《副詞「え」+動詞「さ(避)る」の未然形+打消しの助動詞「ず」》どうしても避けることができない。よんどころない。「—◦ぬ馬道(めだう)の戸を鎖(さ)しこめ」〈源・桐壺〉