きぬがさ‐そう【衣笠草】
シュロソウ科の多年草。高い山の林下に自生。高さ30〜60センチ。1本の茎頂に葉が8枚ぐらい輪状につく。葉は倒卵状楕円形。夏、葉の中心から柄を伸ばし、白い花を一つつける。はながさそう。《季 夏》
きぬがさ‐たけ【衣笠茸】
スッポンタケ科のキノコ。夏から秋にかけ、竹林に多く生える。初めは球状で、伸びると高さ15〜25センチ。柄の釣鐘状の頭部から周囲に白い網状の外被がかぶさる。頭部表面に粘液があり、悪臭を放つ。中国料...
きぬがさ‐やま【衣笠山】
京都市街の北西部にある山。標高201メートル。山麓に金閣寺・等持院・竜安寺などがある。衣掛山。[歌枕]
きぬ‐がち【衣勝ち】
[形動ナリ]何枚も着物を重ねて着ているさま。「—に、身じろぎもたをやかならずぞ見ゆる」〈紫式部日記〉
きぬ‐がわ【鬼怒川】
栃木県北西端にある鬼怒沼に源を発し、県中央部を貫流して茨城県南西部で利根川に合流する川。長さ177キロ。上流に多目的ダムや温泉が多い。古くは毛野川とよばれ、太平洋に注いでいた。
きぬがわ‐おんせん【鬼怒川温泉】
栃木県日光市東部の温泉。鬼怒川上流の谷沿いにある。泉質は単純温泉。
きぬ‐ぎぬ【衣衣/後朝】
1 衣を重ねて掛けて共寝をした男女が、翌朝別れるときそれぞれ身につける、その衣。「しののめのほがらほがらと明けゆけばおのが—なるぞ悲しき」〈古今・恋三〉 2 男女が共寝をして過ごした翌朝。また、...
きぬ‐くばり【衣配り】
年末に、正月の晴れ着用として、一門の人々や使用人などに衣服を与えた行事。《季 冬》「この二十一日に例年の—とて、一門中、下人ども、かれこれ集めて」〈浮・胸算用・四〉
き‐ぬけ【気抜け】
[名](スル) 1 張りつめていた気持ちが一時にゆるんで、ぼんやりすること。「試験が終わって—する」 2 ビールや炭酸飲料水に含まれている炭酸ガスが抜けて、風味がなくなること。
きぬげ‐ねずみ【絹毛鼠】
ネズミ科キヌゲネズミ亜科の哺乳類。体長18センチ、尾長9センチくらいで、体毛は柔らかい絹状。ほお袋をもち、草の種子などの餌を詰め込んで巣に運ぶ。朝鮮半島から中国にかけて分布。