きゅう‐り【久離/旧離】
江戸時代、不品行の子弟が失跡などしたとき、連帯責任から免れるため、親族が奉行所に届け出て失跡者を人別帳(にんべつちょう)から除名し、縁を切ること。しばしば勘当と混同された。
きゅう‐り【旧里】
ふるさと。郷里。故郷。
きゅう‐り【窮理/究理】
1 物事の道理・法則を明らかにすること。「小力を合(がっ)して大力とするの—」〈魯文・安愚楽鍋〉 2 朱子学における学問修養の中心課題の一。広く事物の道理をきわめ、正確な知識を獲得することで、そ...
きゅうり【胡瓜/黄瓜】
ウリ科の蔓性(つるせい)の一年草。茎から巻きひげを出して絡みつく。葉は手のひら状に浅く切れ込む。夏、黄色の雄花と雌花とをつける。実は円柱形で、いぼがあり、緑色であるが熟すと黄褐色になる。若い実を...
きゅうり‐うお【胡瓜魚】
サケ目キュウリウオ科の海水魚。全長約25センチ。シシャモに似るが、歯が大きい。キュウリに似たにおいがある。北海道以北に分布。春、産卵のため川を上り、夏、稚魚は海へ入る。食用。
きゅうり‐がく【窮理学】
1 江戸後期から明治初期にかけて、西洋流の学問一般、特に物理学をさした語。 2 朱子学。程朱学。
きゅうり‐きのう【旧里帰農】
⇒人返(ひとがえ)し2
きゅうり‐ぐさ【胡瓜草】
ムラサキ科の一・二年草。野原や道端に生え、高さ10〜30センチ。葉は長楕円形で、もむとキュウリのにおいがする。春、茎の上部に、多数のるり色の小花をつける。たびらこ。
きゅうりずかい【窮理図解】
物理学書。3巻。福沢諭吉著。慶応4年(1868)刊。英米の書物を参考に、自然現象を通俗的に解説したもの。
きゅうりつう【窮理通】
江戸後期の物理学書。8巻。帆足万里(ほあしばんり)著。天保7年(1836)成立、安政3年(1856)一部刊。西洋の物理学書を参考に、暦法・地球・引力・大気・生物などを論じたもの。