ぶつ‐ぎり【ぶつ切り】
1 料理で、材料を形にこだわらず大きめに切ること。また、その切ったもの。ぶつ切れ。「マグロを—にする」 2 続いているものが途中でいくつにも切れる。ぶつ切れ。「文章が—になる」
ぶん‐ぎり【分切り】
長いものを一定の長さに細かく切ること。また、そのもの。「針屋の弟子となる身は…—の仕事に年中いとまなく」〈浮・織留・六〉
ほうしゃ‐ぎり【放射霧】
夜間の放射冷却によって地表に接する空気が冷却されてできる霧。風の弱い、よく晴れた日の早朝に発生しやすい。輻射霧。
ほし‐の‐ちぎり【星の契り】
牽牛(けんぎゅう)星と織女星の年に一度の契り。《季 秋》「大濤(おおなみ)のとどろと—かな/蛇笏」
ぼう‐ちぎり【棒千切り/棒乳切り】
「棒千切り木」の略。「喧嘩(けんか)すぎての—」
まい‐ぎり【舞錐】
1 先端が三叉(みつまた)で矛(ほこ)状の錐。酒樽に飲み口の穴をあけるときなどに用いる。回し錐。轆轤(ろくろ)錐。 2 錐の柄に横板をゆるく取り付け、その両端に、柄の上部を通したひもを結びつけた...
まえ‐ぎり【前桐】
箪笥(たんす)などで、前部の板だけに桐材が使ってあること。また、そのもの。総桐などに対していう。
ま‐ぎり【間切り】
1 区切ること。区切り。 2 もと、琉球の行政区画。数村からなり、琉球処分以後も存続したが、明治40年(1907)廃止。
まくり‐ぎり【捲り切り】
切りまくること。「大勢一度に切り入れば、心得たりと長吉が、段平物(だんびらもの)の—」〈浄・双蝶蝶〉
まる‐ぎり【円錐/丸錐】
刃が半円形の錐。丸い穴をあけるのに用いる。通し錐。