おおうち‐ぎり【大内桐】
1 紋所の名。五七(ごしち)の桐。 2 名物切れの一。花色の繻子(しゅす)地に五七の桐紋を織った金襴(きんらん)。大内義隆が明(みん)にあつらえたのでこの名がある。大内裂(ぎれ)。
おお‐ぎり【大切(り)】
1 大きく切り分けること。また、その切り身。 2 (縁起をかついで「大喜利」とも書く) ㋐芝居で、その日の最終の幕。 ㋑江戸時代の歌舞伎で、二番目狂言(世話物)の最終幕。幕末以後の歌舞伎では、二...
おお‐みぎり【大砌】
寝殿の軒下の、雨垂れを受ける石畳。「—の石を伝ひて」〈徒然・六六〉
お‐ぎり【御義理】
「義理3」の美化語。
お‐にぎり【御握り】
握り飯を丁寧にいう語。もと女性語。
おび‐のこぎり【帯鋸】
「おびのこ」に同じ。
お‐みかぎり【御見限り】
愛想をつかして見限ること。特に、なじみの店にしばらく行かないこと。「あら、とんと—でしたわねえ」
かぎり【限り】
1 時間・空間・数量・程度などの境や限界。また、終わり。最後。「—ある命を生きる」「学問の世界に—はない」「今を—と鳴きしきる蝉(せみ)」 2 (活用語の連体形や名詞に直接、または名詞に「の」の...
かく‐ぎり【角切り】
立方体に切ること。また、切ったもの。さいの目よりも大きい切り方をいう。
かさね‐ぎり【重ね切り/重ね斬り】
1 物を重ねておいて切ること。 2 不義密通をした男女を、一緒に斬ること。重ね胴。「女郎共に—にやあふべきと」〈浮・万金丹・五〉