け‐じ【仮時】
仏教の経文などで、「ある日」「ある時」といった仮定の日時のこと。三摩耶(さんまや)。
けじめ
1 物と物との相違。区別。「やっと人間の顔色の—がつくほどの光が」〈徳永・太陽のない街〉 2 道徳や規範によって行動・態度に示す区別。節度ある態度。「公私の—をつける」「親子の間にも—が必要だ」...
けじめを食(く)・う
他人より低い待遇を受ける。卑しめられる。ばかにされる。「汝等(うぬら)に—・ふ様な、そんな二才ぢゃあねえぞ」〈伎・三人吉三〉
け‐じゅす【毛繻子】
縦糸に綿糸、横糸に毛糸を用いて織った綾織物。滑らかでつやがある。
け‐じょう【毛上】
地盤上の天産物を地盤と区別していう語。山林・原野の樹木・草、田畑の作物など。
け‐じょう【化城】
仏が神通力で造った城。
け‐じょう【勧賞】
「けんじょう」の撥音の無表記。「このたびの—には伊予国一箇国を申し預け奉る」〈幸若・腰越〉
けじょう‐ゆ【化城喩】
法華七喩の一。法華経化城喩品に説く。苦しい悪路を行く隊商の指導者が、途中で幻の城を現して部下たちに希望を抱かせさらに目的地への旅を続けさせるというたとえ。小乗の悟りは大乗の悟りへ導く方便であるこ...
けじょ‐ぬま【化女沼】
宮城県北部にある湖。もと自然湖で、洪水調節などを目的として平成8年(1996)にダム化。オオハクチョウ・ヒシクイなどの飛来地。オジロワシ・オオワシなどの猛禽(もうきん)類なども生息しているため、...
け‐じらみ【毛虱】
ヒトジラミ科のシラミ。体長約1.5ミリ。黄灰色で、カニに似た形をしていて、人の陰部やわきの下の毛に寄生。吸血された部位は激しいかゆみにおそわれる。つぶじらみ。かにじらみ。