せちべん‐ぼう【世知弁坊】
けちな人を卑しめていう語。けちんぼう。「般若寺(はんにゃじ)坂の大乞食ども、心みな—や文珠院」〈宗長手記〉
しみっ‐たれ
[名・形動]《「しみたれ」の促音添加》 1 物惜しみすること。けちけちしていること。また、そういう人や、そのさま。「金に細かい—なやつ」 2 こせこせして卑しいこと。また、そのさま。「—な考え」...
だし‐おし・む【出し惜しむ】
[動マ五(四)]金銭や物品などを惜しんで、なかなか出さないでいる。出ししぶる。けちけちする。「寄付金を—・む」
しみっ‐た・れる
[動ラ下一]《「しみたれる」の促音添加》 1 物惜しみをする。けちけちする。「御祝儀にそう—・れた真似もできない」 2 こせこせする。卑しい考えを持つ。「—・れた根性」 3 服装などが、みすぼら...
こま・い【細い】
[形](多く西日本で) 1 形や量、数などが小さい。こまかい。「何歳(いくつ)かい。何、十二、—・いな」〈蘆花・思出の記〉 2 けちけちしている。お金に細かい。「金に—・いことをいう」
し・ける【時化る】
[動カ下一][文]し・く[カ下二]《「湿気(しけ)る」と同語源。「時化」は当て字》 1 風雨が強く、海が荒れる。また、海が荒れて不漁になる。「海が—・ける」 2 金回りが悪くなる。けちけちする。...
気前(きまえ)がよ・い
金や物を出し惜しみしない。けちけちしない。「金回りがよいのか最近妙に—・い」
けつ【血】
[音]ケツ(漢) ケチ(呉) [訓]ち [学習漢字]3年 〈ケツ〉 1 ち。「血圧・血液・血管/献血・止血・出血・心血・鮮血・吐血・貧血・輸血・流血・冷血」 2 血のつながり。「血族・血統・血...
け‐ちら・す【蹴散らす】
[動サ五(四)] 1 けって乱し散らす。けちらかす。「子供が落ち葉の山を—・す」 2 追い払ってちりぢりにする。追い散らす。けちらかす。「立ちふさがる敵を—・す」
けつ‐みゃく【血脈】
1 血管。 2 血のつながり。血すじ。血統。けちみゃく。「源氏の—を伝える一族」 3 ⇒けちみゃく(血脈)2・3 [補説]書名別項。→血脈