うけおい‐しゃいん【請負社員】
請負労働者や個人請負労働者として勤務する人。 [補説]派遣社員は派遣先から業務上の指揮命令を受けるが、請負社員は勤務先から指揮命令を受けない。
うかれ‐どり【浮かれ鳥】
1 まだ夜が明けないのに、浮き立つように鳴く鶏。「なぞもかく人の心の—別れもよほす声をたつらん」〈万代・恋三〉 2 夜、ねぐらを離れて、浮かれ歩く鳥。「月は出でてもうば玉のよるべ定めぬ—」〈謡・藤〉
うたて【転】
[副] 1 自分の心情とは関係なく、事態がどんどん進んでいくさま。ますます。「いつはなも恋ひずありとはあらねども—このころ恋し繁しも」〈万・二八七七〉 2 事の成り行きが、心に適わないとして嘆...
いわけ‐な・い【稚ない】
[形][文]いわけな・し[ク]分別がなく子供っぽく見えるさま。あどけない。がんぜない。「まだ—・くもいやしむいろえ包までいうに」〈鴎外・文づかひ〉 [補説]歴史的仮名遣いは「いわけなし」か「いは...
うたて・し
[形ク] 1 嘆かわしい。情けない。「常に思ひ嘆くと聞きはべれば、いと—・くなむ」〈宇津保・蔵開上〉 2 気に入らない。いやだ。「こちたく酔ひののしりて、—・くらうがはしき事ども」〈栄花・つぼみ...
転(うたて)あ・り
嘆かわしい。いやで情けない。「—・る主(ぬし)のみもとに仕うまつりて」〈竹取〉
いんか‐しょくぶつ【隠花植物】
花をつけないで胞子で繁殖する植物。シダ類・コケ類・菌類・藻類など、種子植物以外のすべての植物。胞子植物。⇔顕花植物。
いわ‐えのぐ【岩絵の具】
日本画に用いる鉱物質の絵の具。藍銅鉱・孔雀石(くじゃくせき)・珊瑚(さんご)・瑪瑙(めのう)などを粉にして精製して作る。群青・緑青・代赭(たいしゃ)など。水に溶けないので膠(にかわ)をまぜて用い...
うち‐す・てる【打(ち)捨てる】
[動タ下一][文]うちす・つ[タ下二] 1 ㋐構わないでおく。ほったらかしにする。「この件は—・ててはおけない」 ㋑思いきって捨てる。「いとはしたなくて、蘆(あし)も—・てて逃げにけり」〈大和・...
いと【幼】
[名]《近世上方語》幼児。男女の区別なく用いたが、後期には女児をさすようになった。「お生まれなされた—様(=男児)の」〈浄・布引滝〉 「向かひの嬶(かか)や隣の—(=女児)なぞ対手(あひて)に...