よさ‐げ【良さげ/善さげ】
[形動]《形容詞「よい」の名詞形「よさ」に接尾語「げ」の付いた語》俗に、よさそうなようすだ。よさそうである。「けっこう—な番組」「気持ち—に歌う」→さりげない[補説] →何気ない[補説]
ゆくふね‐の【行く船の】
[枕]船が過ぎて行く意で、「過ぐ」にかかる。「—過ぎて来(く)べしや言(こと)も告げなむ」〈万・一九九八〉
ゆり‐あ・げる【揺り上げる】
[動ガ下一][文]ゆりあ・ぐ[ガ下二]揺すって上げる。「肩でショオルを—・げながら」〈風葉・青春〉
ゆく‐すえ【行く末】
1 これから先のなりゆき。前途。将来。行く先。「子供の—を心配する」 2 進んで行く道の果て。行く手。「流れ出づる涙の川の—はつひに近江の海とたのまむ」〈後撰・恋五〉 3 余命。老いさき。「—短...
よそ・う【装う/粧う】
[動ワ五(ハ四)] 1 飲食物を器に盛る。よそる。「味噌汁を—・う」 2 「よそおう2」に同じ。「強いて嬉しげを—・うて」〈露伴・連環記〉 3 「よそおう1」に同じ。「君なくは何(な)ぞ身—・は...
ゆうしつ‐どうぶつ【有櫛動物】
動物界の一門。海産で多くは浮遊性。体は透明な寒天質で、腔腸(こうちょう)動物のクラゲに似るが、体表に櫛板(しつばん)とよぶ繊毛の並んだ小板の列が8本あり、これを動かして進む。触手に粘着性の細胞を...
ゆう【優】
[名]すぐれていること。また、成績の評価で上位を表す語。「秀—良可」
[形動][文][ナリ] 1 美しく上品なさま。「濡羽の黒髪、肩に振分けて後に下げたる姿、—に気高し」〈樗牛・滝口入道〉 ...
ゆう‐ばえ【夕映え】
1 夕日を受けて照り輝くこと。 2 夕焼けのこと。「—の西の空」 3 夕方の薄明かりに物の姿がくっきり浮かんで見えること。また、その姿。「—いときよげなり」〈源・若菜上〉
ゆえ【故】
1 事の起こるわけ。理由。原因。「—あって母方の姓を継ぐ」「—のないいらだち」「—ありげな顔」 2 りっぱな経歴。由緒(ゆいしょ)。来歴。「—ある家の出」 3 趣。風情。「前栽などもをかしく—を...
よし【由/因】
《動詞「寄す」の名詞化で、物事と関係づけていくことの意》 1 物事が起こった理由。わけ。また、いわれ。来歴。由緒(ゆいしょ)。「事の—を伝える」「—ありげな寺院」 2 そうするための方法。手段。...