か◦めり
[連語]《連語「かんめり」の撥音の無表記》断定を避けて婉曲(えんきょく)に表現する意を表す。…であるようだ。「憎げにおし立ちたることなどはあるまじ—◦めりと思すものから」〈源・若菜上〉
かかり‐ば【掛かり端】
女の額の上の髪が左右のほおに垂れかかっているぐあい。また、その髪の末のあたり。さがりば。「頭つき、髪の—しも、美しげにめでたし」〈源・末摘花〉
かお‐さき【顔先】
1 顔の前。目の前。 2 鼻など、顔の中の突き出た部分。「築地の角に走りあたりて、—突き欠きて」〈著聞集・一六〉 3 顔。顔つき。「心地よげに—赤めあひて」〈宇治拾遺・五〉
えん‐ばん【円盤】
1 円形で平たい形のもの。「空飛ぶ—」 2 円盤投げに用いる、中心と縁に金属をはめ込んだ木製のまるい盤。重さは男子用2キロ、女子用1キロ。 3 円形の記憶媒体。レコード盤や光ディスクなど。
おとこ‐まげ【男髷】
1 江戸時代、男の結ったまげ。 2 江戸時代の少女が男のまげにまねて結った髪形。
オネーギン【Onegin】
⇒エウゲニー=オネーギン
おおやけ‐はらだ・つ【公腹立つ】
[動タ四]自分の利害からではなく、公の立場から腹を立てる。他人事ながら腹が立つ。義憤を覚える。「らうたげにうち歎きてゐたるを、見捨てて行きなどするは、あさましう—・ちて」〈枕・二六八〉
おっかけ‐つぎ【追っ掛け継ぎ】
二つの木材の端部を互いに補うような、同形に斜めに切り取り、かみ合わせてつなぐ継ぎ手。曲げに強く、桁(けた)・土台などに使う。
おお‐ど・く
[動カ四]おっとりしている。のんびりしている。おうようである。「人のさまいとらうたげに—・きたれば」〈源・東屋〉
[動カ下二]
に同じ。一説に「おどける」の意とも。「うち—・けたる声に言ひな...
おぼほ・る【惚ほる】
[動ラ下二]《「溺(おぼ)ほる」と同語源》放心する。ぼんやりする。「むげに世を思ひ知らぬやうに—・れ給ふなむ、いとつらき」〈源・帚木〉