さる‐は【然るは】
[接](前に述べた内容を受けて、さらに説明を加えるときに用いる) 1 それは。それというのも、実は。「いとあはれにかなしう侍るなり。—、おのれが女(むすめ)とも申さじ、いみじううつくしげに侍るな...
さる‐ほど‐に【然る程に】
[接] 1 そうするうちに。やがて。「—、げに世の中に許され給ひて、都に帰り給ふと、天の下の喜びにてたち騒ぐ」〈源・蓬生〉 2 話かわって。さて。ところで。「—、鬼界(きかい)が島の流人ども」〈...
さる‐もの【然る物】
[連語] 1 そのようなもの。「なでう、—をかもておはする」〈宇津保・吹上下〉 2 もっともなこと。「灌仏(くわんぶつ)のころ…と、人の仰せられしこそ、げに—なれ」〈徒然・一九〉
サンジミニャーノさんじかい‐きょうかい【サンジミニャーノ参事会教会】
《Collegiata di San Gimignano》イタリア中部、トスカーナ州の町サンジミニャーノにあるロマネスク様式の教会。周囲を七つの塔に囲まれたドゥオモ広場に面する。12世紀にローマ...
財宝(ざいほう)は地獄(じごく)の家苞(いえづと)
財宝はいくら多くためても、地獄に行くときのみやげになるにすぎない。
ざん‐ぎく【残菊】
重陽の節句を過ぎたあとの菊。また、晩秋・初冬まで咲き残っている菊の花。残る菊。《季 秋》「—や昨日逃げにし酒の礼/太祇」
しあげ‐と【仕上げ砥】
刃物を研ぐとき、仕上げに用いる砥石(といし)。質の細かくて滑らかな粘板岩で作る。真砥(まと)。しあげど。→粗砥(あらと) →中砥(なかと)
しあげ‐のり【仕上げ糊】
染め物の仕上げに用いる糊。
しお‐まめ【塩豆】
乾燥したえんどう豆などをいり、仕上げに塩水を加えて乾かしたもの。
しく‐ほく
[副] 1 あわれげに泣くさま。「—と啼(な)かしめて」〈四河入海・九〉 2 病気などで痛むさま。「虫気でひさしう—いたしてをりましたが」〈滑・浮世床・二〉