しゃく‐し【杓子】
1 飯を盛ったり汁などをすくったりする道具。頭が丸く中くぼみの皿形で柄がついている。形・材質などから、木じゃくし・玉じゃくしなどという。一般に飯用のものは杓文字(しゃもじ)という。 2 「杓子形...
しめ・る【湿る】
[動ラ五(四)] 1 乾いていたものが水分を含んでぬれた感じになる。水気を帯びる。「夜露で—・った地面」「—・っている洗濯物」 2 気がめいる。物思いに沈む。また、元気がなく沈んだ状態になる。振...
した‐やす・し【下安し】
[形ク]《「した」は心の意》(多く下に打消しの語を伴う)心が穏やかである。安心である。「うち嘆きてゐなほり給ふ程も、げにぞ—・からぬ」〈源・宿木〉
し‐どく【刺毒】
ある種の動物の、体表の針やとげに含まれる毒。他の動物を刺すことで毒を注入する。スズメバチ・サソリ・クラゲ類などにみられる。「—魚」
しな‐やか
[形動][文][ナリ] 1 弾力があってよくしなうさま。「—な足腰」「—な枝」 2 動きやようすがなめらかで柔らかなさま。「—な身のこなし」「—な革」 3 姿態などがなよなよして上品なさま。たお...
しぼり‐あ・げる【絞り上げる/搾り上げる】
[動ガ下一][文]しぼりあ・ぐ[ガ下二] 1 すっかりしぼりおわる。完全にしぼる。「すべての洗濯物を—・げる」 2 容赦せずに責める。「反省するよう徹底的に—・げる」 3 強引に金品を出させ、取...
さる‐ほど‐に【然る程に】
[接] 1 そうするうちに。やがて。「—、げに世の中に許され給ひて、都に帰り給ふと、天の下の喜びにてたち騒ぐ」〈源・蓬生〉 2 話かわって。さて。ところで。「—、鬼界(きかい)が島の流人ども」〈...
さるごう‐がま・し【猿楽がまし】
[形シク]おどけて見えるさま。こっけいだ。「—・しくわびしげに人わるげなるなど」〈源・少女〉
こども‐がお【子供顔】
子供のときの顔。また、子供らしい顔つき。おさながお。童顔。「おもかげに—が残る」
財宝(ざいほう)は地獄(じごく)の家苞(いえづと)
財宝はいくら多くためても、地獄に行くときのみやげになるにすぎない。