かいぜい‐やくしょ【改税約書】
慶応2年(1866)、江戸幕府がイギリス・フランス・アメリカ・オランダの四国と結んだ貿易約書。安政の仮条約の関税引き下げについて、外国の強い要求により締結。これによって欧米の日本市場への進出が決...
かえ‐まさり【替へ優り】
取りかえた結果が前よりよくなること。⇔替え劣り。「げに—もや覚えまし」〈狭衣・一〉
かお‐さき【顔先】
1 顔の前。目の前。 2 鼻など、顔の中の突き出た部分。「築地の角に走りあたりて、—突き欠きて」〈著聞集・一六〉 3 顔。顔つき。「心地よげに—赤めあひて」〈宇治拾遺・五〉
かかく‐カルテル【価格カルテル】
同一または類似業種の各企業が、価格の維持・引き上げについて結ぶカルテル。
かかり‐ば【掛かり端】
女の額の上の髪が左右のほおに垂れかかっているぐあい。また、その髪の末のあたり。さがりば。「頭つき、髪の—しも、美しげにめでたし」〈源・末摘花〉
かき‐い・ず【書き出づ】
[動ダ下二]書き表す。「いささかそばそばしげなる気色もなく、うらもなげに—・でて」〈夜の寝覚・四〉
かき‐ちら・す【掻き散らす】
[動サ五(四)] 1 勢いよく散らす。「くもの子を—・すように逃げてしまった」 2 手などの先であちこちひっかく。「せはしげに櫛(くし)でかしらを—・し/凡兆」〈猿蓑〉
かき‐つ・く【掻き付く】
[動カ五(四)] 1 しっかりと取りつく。とびつく。「マルという犬が、黒毛の尻尾(しっぽ)を振って、いきなり岸本へ—・いた」〈藤村・春〉 2 頼りとしてすがりつく。「いとど—・かむ方なく、悲し...
かき‐みだ・る【書き乱る】
[動ラ四]とりとめもなく書き散らす。「げにそこはかとなく—・り給へるしもぞ」〈源・明石〉
かけ‐まわ・す【掛(け)回す】
[動サ五(四)] 1 まわり一面にかける。「紅白の幕を—・す」 2 全体にいきわたるようにかける。「仕上げにごま油を—・す」