こころ‐がまえ【心構え】
物事に対処する心の準備。覚悟。「いざという時の—」 →心掛け[用法]
心(こころ)が乱(みだ)・れる
あれこれと思いわずらい、心の平静が失われる。「思わぬ失敗に—・れる」
こころ‐がら【心柄】
1 心の持ち方。気だて。性格。「—がしのばれる」「ねえさんの—でふいにしちゃったんだわ」〈康成・雪国〉 2 《「心から」の変化》自分の心が原因でそうなること。自業自得。「斬(き)り殺されるのも—...
こころ‐がわり【心変(わ)り】
[名](スル) 1 心が他に移ること。変心。「男の—したのを責める」 2 心が正常の状態でなくなること。乱心。「心ひとつに覚(おぼ)し嘆くに、いとど御—もまさりゆく」〈源・葵〉 [補説]書名別項...
こころがわり【心変わり】
《原題、(フランス)La Modification》ビュトールの小説。1957年刊。同年のテオフラストルノド賞を受賞。
こころ‐きき【心利き】
《「こころぎき」とも》気がきいていること。また、その人。「きゃつは—ぢゃ」〈虎明狂・今参〉
心(こころ)利(き)・く
機転がきく。よく気がきく。「是等は皆一騎当千の兵にて、—・き夜討ちに馴れたる者共なりとは云ひながら」〈太平記・二八〉
こころ‐きたな・し【心汚し】
[形ク]卑劣である。心が卑しい。「いづれをも無徳ならず定め給ふを、—・き判者(はんざ)なめりと、聞こえ給ふ」〈源・梅枝〉
こころ‐きよ・し【心清し】
[形ク]さっぱりして心残りがない。邪念がない。いさぎよい。「妙荘厳王も、—・き三昧どもを勤め給ひて」〈狭衣・四〉
こころ‐ぎも【心肝/心胆】
1 心の中。「いとど—もつぶれぬ」〈源・浮舟〉 2 思慮。考え。才覚。「—なく、相思ひ奉らざりしものを強ひて使ひ給ひて」〈落窪・二〉