幸(さいわ)いなる哉(かな)
1 しあわせなことだなあ。「神を信ずる者は—」 2 (副詞的に用いて)運のよいことに。「—、破産をまぬがれた」
言(い)うまでもな・い
あれこれ言う必要のないほどわかりきったことである。もちろんである。「漱石が明治の文豪であることは—・いことだ」
石(いし)に漱(くちすす)ぎ流(なが)れに枕(まくら)す
負け惜しみの強いことのたとえ。また、屁(へ)理屈をつけて言い逃れることのたとえ。晋(しん)の孫楚(そんそ)が「石に枕し流れに漱ぐ」というべきところを「石に漱ぎ流れに枕す」と誤り、「石に漱ぐ」とは...
いけ◦ない
[連語]《動詞「い(行)ける」の未然形+打消しの助動詞「ない」》 1 「悪い」の遠回しな言い方。 ㋐人のしたことなどに対して非難するさま。感心できない。よくない。「いたずらばかりして、—◦ない子...
いちい‐せんしん【一意専心】
(副詞的に用いて)わき目もふらず心を一つのことだけに注ぐこと。「—環境問題に取り組む」
いい‐にく・い【言い難い】
[形][文]いひにく・し[ク] 1 口に出すことがためらわれる。言いづらい。「—・いことだが、あえて言おう」 2 発音しにくい。「—・い台詞(せりふ)」
いっ‐さんまい【一三昧】
1 仏語。雑念を去り一心に修行に専念すること。 2 ほかのことに構わず、一つのことだけに心を用いること。「同伴(みちづれ)にはとんと構もせずに、—に樹の上へかけ上る」〈渡部温訳・伊蘇普物語〉
何時(いつ)にな・い
いつもと違っている。ふだんのようではない。「こんなに早く来るのは—・いことだ」
言(い)うに及(およ)ばず
言うまでもない。もちろんのことだ。「国内は—、海外にまで知られた作曲家」
いいっ‐ぱなし【言いっ放し】
《「いいはなし」の音変化》言いたいことだけを言うこと。言うだけでそのままになっていること。言い捨て。「反対意見を—のまま、あとは知らん顔をしている」