ごう‐たん【降誕】
仏語。仏・菩薩(ぼさつ)、特に、釈迦(しゃか)がこの世に生まれること。
ごう‐まつ【劫末】
《「こうまつ」とも》仏語。この世界の終わり。⇔劫初。
ごく‐らく【極楽】
1 《(梵)Sukhāvatīの訳》仏語。阿弥陀仏の浄土。西方十万億土のかなたにあり、広大無辺にして諸事が円満具足し、苦患(くげん)のない、この上なく安楽な世界。浄土教の理想とする仏の国で、念仏...
ご‐じょく【五濁】
仏語。この世が悪くなるときの五つの汚濁の相。天災・疫病・戦争などが起こる劫(こう)濁、誤った考え方がはびこる見濁、衆生(しゅじょう)の寿命が短くなる命(みょう)濁、煩悩によって悪が蔓延する煩悩濁...
ごとき【如き】
《比況の助動詞「ごとし」の連体形》活用語の連体形、体言、助詞「の」「が」に付いて、比喩(ひゆ)・例示を表す。…のような。「彼が言うごとき結果になる」「彼のごとき人物はこの世に二人とはいない」「眠...
ご‐ほう【後報】
1 あとからの知らせ。こうほう。「詳細は—にて」 2 仏語。この世に善悪の業(ごう)を作って、来世以後にその報いを受けること。
ごん‐げ【権化】
1 仏・菩薩(ぼさつ)が人々を救済するために、この世に仮の姿となって現れること。また、その仮の姿。化現(けげん)。権現(ごんげん)。化身。⇔実化。 2 ある抽象的な特質が、具体的な姿をとって現れ...
ごん‐じゃく【権迹】
《「ごんしゃく」とも》仏や菩薩(ぼさつ)などが、人々を救うために、仮にこの世に姿を現したもの。
歳歳(さいさい)年年(ねんねん)人(ひと)同(おな)じからず
《劉希夷「代悲白頭翁」から》毎年毎年、人はこの世を去って行くために、顔ぶれが異なる。人の世の無常であることをいう。→年年歳歳花相似たり
さい‐せい【再生】
[名](スル) 1 衰え、または死にかかっていたものが生き返ること。蘇生(そせい)。「汚染していた川がやっと—した」 2 心を改めて正しい生活に入ること。更生。「—の道を歩む」「—の恩人」 3 ...