さいたら‐ばたけ【才太郎畑】
1 地獄と極楽との間にある、また、この世とあの世との間にあるとされる畑。「—のかがしかと、見るに付け聞くにふれ、あの世にたぐふぞあぢきなき」〈浄・二つ腹帯〉 2 どっちつかずであること。中途半端...
さい‐たん【再誕】
一度死んだ者が、形を変えて再びこの世に生まれること。また、そのもの。生まれかわり。再生。「釈迦の—」
さい‐らい【再来】
[名](スル) 1 過去にあったのと同じ事柄・状態がまた起こること。「平和な時代が—する」 2 一度死んだ人が再びこの世に生まれ出ること。生まれ変わり。「キリストの—といわれる人」
さい‐りん【再臨】
[名](スル) 1 もう一度その場に行くこと。 2 キリスト教で、昇天したイエスが、裁きと救いの成就のため、再びこの世に現れるという信仰。
さだめ【定め】
1 物事を決めること。取り決め。決定。「親の—に従って結婚する」 2 規則。おきて。「村の—に従う」 3 運命。宿命。「人には人それぞれの—がある」 4 安定していること。不変であること。「—の...
さ・る【去る】
[動ラ五(四)] 1 《本来は移動する意で、古くは、遠ざかる意にも近づく意にもいう》 ㋐ある場所から離れる。そこを離れてどこかへ行ってしまう。遠ざかる。「故郷を—・る」「この世を—・る」「片時も...
さんごく‐ぶそう【三国無双】
日本・中国・インドの三つの国を通じて並ぶものがないこと。この世で比べるもののないこと。「—の大伽藍」〈謡・笠卒都婆〉
さん‐しゃ【三車】
法華経譬喩品(ひゆほん)に説くたとえ。ある長者の家が火事になったとき、家の中の子供たちに羊(よう)車・鹿(ろく)車・牛(ご)車を与えるからと言って屋外に避難させた。長者を仏に、火事の家をこの世に...
さん‐りん【三輪】
1 三つの輪。 2 「三輪車」の略。「オート—」 3 仏語。 ㋐この世の地下にあって世界を支えているという金輪(こんりん)・水輪・風輪の三つ。 ㋑仏の身・口(く)・意の三業(さんごう)。転輪王の...
しおらし・い
[形][文]しをら・し[シク]《「しお(萎)れる」の形容詞化か》 1 控えめで従順である。慎み深く、いじらしい。「お見合いの席で—・く振る舞う」 2 かわいらしい。可憐である。「岩陰に小花が—・...