もど・る【戻る】
[動ラ五(四)] 1 もとの場所に帰る。「家に—・る」「席に—・る」 2 進んだ方向と逆の方向へ引き返す。「来た道を—・る」 3 もとの状態にかえる。旧に復す。「よりが—・る」「振り出しに—・る...
モナド‐ろん【モナド論】
ライプニッツの形而上学説。モナドは不可分の単純実体で、非物質的本性を有し、表象と欲求とからなる。宇宙はこのモナドから構成されているが、モナドは相互に作用しあうことがなく、独立である。従って、宇宙...
モニュメント‐バレー【Monument Valley】
米国アリゾナ州北東部とユタ州南東部にまたがる景勝地。荒涼とした大地に、メサやビュートといわれる風化・浸食によって形成された台地や岩山が点在する。モニュメント(記念碑、遺跡)が並んでいるように見え...
ものいい‐とぎ【物言ひ伽】
そばにいて話し相手をすること。また、その人。「この六人を請け出して、これにゐらるる人々の—」〈浄・博多小女郎〉
もの‐い・う【物言う】
[動ワ五(ハ四)] 1 言葉を口に出す。話す。「—・うのさえおっくうだ」 2 よい結果を生むのに効果がある。「金が—・う世の中」 3 気のきいたことを言う。「この言葉何とにはなけれども、—・ふや...
もの‐いまい【物忌まひ】
《「いまい」は動詞「い(忌)まう」の連用形から》「ものいみ」に同じ。「いはふこの戸をとは、—する心なり」〈仙覚抄・一四〉
もの‐かは
[連語]《形式名詞「もの」+連語「かは」》活用語の連体形、一部の助詞に付く。 1 (多く「…もものかは」「…はものかは」の形で)ものともしない。物の数ではない。なんでもない。そっちのけにする。「...
もの‐ぐさ・い【物臭い/懶い】
[形][文]ものぐさ・し[ク]《古くは「ものくさい」》 1 おっくうで気が進まない。めんどうである。「—・いようすで机に向かう」 2 気分がすぐれない。からだのぐあいが悪い。「—・くなりて死ぬべ...
もの‐ぐるい【物狂い】
《古くは「ものくるい」》 1 正気でなくなること。狂気。「海棠の露をふるうや—」〈漱石・草枕〉 2 神がかること。また、その人。「この—走りまはってひろひ集め」〈平家・二〉 3 能・狂言などで、...
もの‐び【物日】
1 祝い事や祭りなどが行われる日。 2 江戸時代、遊里で定めていた五節句などの特別の日。この日遊女は必ず客をとらねばならず、揚げ代もこの日は特に高かった。紋日(もんび)。