さくら‐がさね【桜襲】
襲の色目の名。表は白で、裏は赤・葡萄(えび)染め・紫・二藍(ふたあい)など諸説がある。陰暦11月から3月にかけて用いる。《季 春》
さくら‐がみ【桜紙】
反故(ほご)紙をすきかえした、小判で薄く柔らかい和紙。ちり紙などに使う。現在では、マニラ麻や化学パルプを原料として製する。
さくら‐がゆ【桜粥】
「小豆粥(あずきがゆ)」に同じ。
さくらがり【桜狩】
箏曲(そうきょく)。文化年間(1804〜1818)ごろに山田検校が作曲。越前家の姫君の作詞という。花見の情景を表現したもの。
長唄。安政年間(1854〜1860)に2世芳村孝次郎または10世...
さくら‐がり【桜狩(り)】
1 山野に桜の花を求めて遊び歩くこと。花見。《季 春》「業平(なりひら)の墓もたづねて—/素十」 2 鷹狩りの異称。皇室の遊猟地であった交野(かたの)が桜の名所でもあったところからいう。 [補説...
さくらがわ【桜川】
茨城県中西部、筑波山の北麓にある市。霞ヶ浦に注ぐ桜川の上流域を占める。石材生産が盛ん。平成17年(2005)10月に岩瀬町・真壁町・大和村が合併して成立。人口3.8万(2024)。
さくらがわ【桜川】
江戸後期に興った、江戸吉原の幇間(ほうかん)の姓の一。
「桜川派」の略。
さくらがわ【桜川】
謡曲。四番目物。世阿弥作。母のために自身を人買いに売った桜子(さくらご)が、常陸(ひたち)の桜川で物狂いとなっている母と再会する。
さくら‐がわ【桜川】
茨城県南西部を流れる川。桜川市北部の高峰南麓の鏡ヶ池に源を発し、土浦市で霞ヶ浦に注ぐ。長さ63キロ。流域の水田地帯を灌漑(かんがい)する。上流の桜川市磯部は桜の名所。
茨城県中央部を流れる川...
さくらがわ‐し【桜川市】
⇒桜川