ご‐ぜん【御前】
[名] 1 貴人・主君などの座の前、または、面前。おまえ。おんまえ。みまえ。「陛下の—で演奏する」 2 神仏や神社仏閣を敬っていう語。また、神主・住職を敬っていう語。「わしが死んでも—さんに相...
ご‐ぜん【御膳】
1 食膳・食事を丁寧にいう語。御飯。 2 天皇や貴人の食事。「隆方陪膳つとめて候ひければ、—にもえ着かせおはしまさざりけり」〈著聞集・三〉 3 (接頭語的に用いて)飲食物を表す語の上に付いて、最...
ごぜん‐かいぎ【御前会議】
1 明治憲法下で、国家の重大事に関して、天皇の出席のもとに、重臣・大臣などが行う最高会議。 2 (比喩的に)組織の上層部が出席する会議。
ごぜん‐かご【御膳籠】
仕出し料理を入れて運んだ、方形の竹かご。てんびん棒の両端にかけて担ぐ。
ごぜん‐がかり【御前掛(か)り】
能・狂言などを神前や貴人の前で演じる際の特別な作法や演じ方。
ごぜんぎけいき【御前義経記】
浮世草子。西沢一風作。元禄13年(1700)刊。8巻8冊。義経伝説を下敷きに、主人公が諸国の遊里を遍歴しながら色道の研鑽(けんさん)を積んでいくさまを描く。
ごぜんごご【午前午後】
安住敦の句集。昭和47年(1972)刊行。同年、第6回飯田蛇笏賞受賞。
ごぜん‐さま【午前様】
《「御前様」をもじっていう語》夜遅くまで酒を飲んだり遊んだりして、午前零時を過ぎて帰宅すること。また、その人。
ごぜん‐さま【御前様】
1 貴人の敬称。大名・高家や高位の人を敬っていう。代名詞としても用いられる。「—のお出まし」「—、万事は下拙めにお任せ下さりませう」〈伎・名歌徳〉 2 貴人の妻の敬称。特に、大名・旗本などの妻を...
ごぜん‐じるこ【御膳汁粉】
こしあんで作った汁粉。→田舎(いなか)汁粉