かた‐ぶ・く【傾く】
[動カ四] 1 「かたむく1」に同じ。「大匠(おほたくみ)拙劣(をぢな)みこそ隅(すみ)—・けれ」〈記・下・歌謡一〇六〉 2 「かたむく2」に同じ。「山の端(は)に月—・けば」〈万・三六二...
けい【傾】
[常用漢字] [音]ケイ(漢) [訓]かたむく かたむける かしげる 1 ななめになる。かたむく。「傾斜」 2 くつがえす。「傾国・傾覆」 3 一定の方向にかたよる。「傾向/右傾・左傾」 4 一...
かし・ぐ【傾ぐ】
[動ガ五(四)]向きがかたむく。斜めになる。「舟が—・ぐ」 [動ガ下二]「かしげる」の文語形。
ゆり‐かもめ【百合鴎】
1 カモメ科の鳥。全長約40センチ。くちばしと脚が赤く、冬羽は全体に白いが、夏羽では頭部が黒褐色になる。ユーラシアに分布。日本では冬鳥として各地の海岸・内湾・川などでふつうにみられる。和歌によま...
けい‐こう【傾向】
1 物事の大勢や態度が特定の方向にかたむくこと、または、かたむきがちであること。「最近の消費者の—」「彼は大げさに言う—がある」 2 思想的にある特定の方向にかたよること。特に、左翼的思想にかた...
かぶ・く【傾く】
[動カ四]《「かぶ」は頭の意》 1 かたむく。頭をかしげる。「—・けるは稲のほの字ぞ京上﨟/城次」〈貝おほひ〉 2 勝手な振る舞いをする。奇抜な身なりをする。「—・きたる形(なり)ばかりを好み」...
なだれ【雪崩/傾れ/頽れ】
《動詞「なだる」の連用形から》 1 (雪崩)山の斜面に積もった大量の雪が、急激にくずれ落ちる現象。表層雪崩・全層雪崩に分けられる。《季 春》「夜半さめて—をさそふ風聞けり/秋桜子」 2 斜めにか...
む・く【向く】
[動カ五(四)] 1 その方向に正面が位置するようにする。対する。面する。「上を—・く」「東に—・く」 2 その方向を指し示す。「磁石の針は北を—・く」 3 その方向・状態にかたむく。「気が—...
なだ・れる【雪崩れる/傾れる/頽れる】
[動ラ下一][文]なだ・る[ラ下二] 1 (雪崩れる)斜面などに降り積もった大量の雪や土砂などが、急激にくずれ落ちる。「去年は大雪だったよ。よく—・れてね」〈康成・雪国〉 2 一度にどっと動く。...
かた・ぐ【傾ぐ】
[動ガ四]かたむく。かたよる。「杉の木末に月—・ぐなり/利牛」〈炭俵〉 [動ガ下二]「かた(傾)げる」の文語形。