いえ‐とじ【家刀自】
《「とじ」は女性の尊称》その家の主婦。内儀。いえとうじ。「今はからずも、朝稚(ともわか)は、庭門に撓(めぐ)り入りて、是なん—なるべくおぼせしかば」〈読・弓張月・後〉
いえ‐の‐しゅう【家の集】
勅撰集などに対して、個人の和歌を集めた歌集。私家集(しかしゅう)。
イエロー‐ジャーナリズム【yellow journalism】
興味本位な記事を売り物にする報道のしかた。また、そのような新聞。19世紀末、ニューヨークの新聞「ジャーナル」と「ワールド」が「イエローキッド」という色刷り漫画を奪い合って売り物にしたところからいう。
いかに‐か【如何にか】
[連語]《「か」は係助詞》 1 疑問を表す。どのようにしてか。どうしてか。「家に行きて—吾(あ)がせむまくらづくつま屋さぶしく思ほゆべしも」〈万・七九五〉 2 反語を表す。どうして…か。「けふの...
如何(いか)にせ◦む
1 どうしたらよかろうか。「仲頼、—◦むと思ひ惑ふに」〈宇津保・嵯峨院〉 2 どうしようもない。しかたがない。「—◦む葛(くず)のうら吹く秋風に下葉の露の隠れなき身を」〈新古今・恋三〉
いからし‐がわ【五十嵐川】
新潟県中央部を流れる川。信濃川の一支流。烏帽子(えぼし)山(標高1350メートル)に源を発する大谷川に、守門(すもん)岳(標高1537メートル)に源を発する守門川などを合わせ、三条市で信濃川に合...
いき【粋】
[名・形動]《「意気」から転じた語》 1 気質・態度・身なりなどがさっぱりとあかぬけしていて、しかも色気があること。また、そのさま。「—な姿」「—な柄」「—な店」⇔野暮(やぼ)。 2 人情の機微...
いきお・う【勢ふ】
[動ハ四] 1 勇みたつ。勢いが盛んになる。「—・ひし滝口、あへなく負けしかば」〈曽我・一〉 2 勢力を振るう。時めく。「御かたがたは豊かに—・ひて」〈宇津保・祭の使〉
いき‐づかい【息遣い】
呼吸のようす。また、呼吸の調子・しかた。「—が荒い」
いき‐ま・く【息巻く】
[動カ五(四)] 1 激しく言いまくる。気炎をあげる。「向かう所敵なしと—・く」 2 息づかいを荒くして怒る。ひどく憤慨する。「絶対に許さないと—・いている」 3 勢力を振るう。幅をきかす。「坊...