げ‐じん【外塵】
仏語。眼・耳など六根の対象となる外的なもの。色(しき)・声(しょう)・香(こう)・味・触(そく)・法の六塵。
衣(ころも)を返(かえ)・す
衣を裏返しに着る。こうして寝ると思う人を夢に見ることができるという俗信があった。「いとせめて恋しき時はむばたまの夜の—・してぞ着る」〈古今・恋二〉
きん‐がま【錦窯】
陶磁器の上絵を焼き付けるのに用いる窯。火炎が直接器物に触れないように二重構造になっている。上絵窯。にしきがま。
錦衣(きんい)故郷(こきょう)に帰(かえ)る
他郷で立身出世して故郷に帰る。故郷へ錦(にしき)を飾る。錦を着て故郷に帰る。
きん‐き【錦旗】
「錦(にしき)の御旗(みはた)」に同じ。
きわ【際】
《「ぎわ」の形で、他の語と複合しても用いる》 1 あと少しで別のものになろうとするぎりぎりのところ。境目。また、物の端。「がけの—から見下ろす」「生え—」「波打ち—」 2 ある物にきわめて接近し...
きん‐ぎれ【錦切れ】
1 錦(にしき)の切れはし。 2 明治維新のころの官軍。また、その兵士。目印として肩に錦の切れをつけていたところからいう。
きん‐い【錦衣】
にしきの衣服。美しい着物。
き・る【霧る】
[動ラ四] 1 霧が立つ。かすむ。「霞(かすみ)立ち春日(はるひ)の—・れるももしきの大宮所(おほみやどころ)見れば悲しも」〈万・二九〉 2 涙で目がかすむ。「目も—・りていみじ」〈源・夕霧〉
きん‐けい【錦鶏/金鶏/錦雞】
キジ科の鳥。全長は雄が約1メートル、雌が65センチ。雄は兜(かぶと)状の冠羽と腰が黄金色、胸から腹が赤く、尾羽は長く茶色。雌は全体に茶色。中国の原産で、飼い鳥とされる。あかきじ。にしきどり。