シグマ【Σ/σ/ς/sigma】
1 ギリシャ文字の第18字。 2 〈Σ〉数学で、二つ以上の数の総和を表す記号。または統計学で標準偏差を表す記号。 3 〈Σ〉Σ粒子の記号。 4 電気工学で電気伝導率を表す記号。
シグマ‐けつごう【σ結合/シグマ結合】
共有結合の形式の一。2個の原子の間の結合軸に結合電子が分布している結合。このときの結合電子をσ電子、入っている軌道をσ軌道という。→π(パイ)結合
シグマ‐りゅうし【Σ粒子/シグマ粒子】
素粒子の一。質量は陽子の約1.3倍、電荷は正・負・中性、スピンは2分の1。崩壊して弱い相互作用で核子と中間子に、あるいはΛ(ラムダ)粒子と光子になる。記号Σ
シグモイド‐かんすう【シグモイド関数】
アルファベットのSの字を斜めに引き延ばしたような曲線を描いて単調増加する関数。名称はギリシャ文字のσ(シグマ)の語末形に似ていることに由来する。ロジスティック曲線の一種で、ニューラルネットワーク...
しぐら・う
[動ハ四] 1 しぐれているように、一面ぼんやり暗くなる。「けあぐる塩のかすみとともに—・うだるなかより」〈平家・一一〉 2 混ざり合って密集する。「ここに—・うで見ゆるは誰が手やらん」〈平家・九〉
しぐら・む
[動マ五(四)]「しぐらう」に同じ。「—・んだ山の顰(ひそ)みにも似た暗さ嶮(けわ)しさで」〈秋声・仮装人物〉 「一段—・みてさかんなりしぞ」〈三体詩素隠抄・三〉
しぐ・る【時雨る】
[動ラ下二]「しぐれる」の文語形。
しぐれ【時雨】
1 秋の末から冬の初めにかけて、ぱらぱらと通り雨のように降る雨。《季 冬》「天地(あめつち)の間にほろと—かな/虚子」 2 「時雨煮」の略。 3 涙ぐむこと。涙を落とすこと。また、その涙。「十月...
しぐれ‐かん【時雨羹】
和菓子の一。赤小豆のこしあんに、しん粉と砂糖・塩少々をまぜ合わせ、そぼろにして四角の枠に入れて蒸したもの。
しぐれ‐き【時雨忌】
松尾芭蕉(まつおばしょう)の忌日。陰暦10月12日。時雨の多い季節であること、また芭蕉が時雨を好んで句作に用いたことにちなむ。翁忌(おきなき)。桃青忌。芭蕉忌。《季 冬》