釈迦(しゃか)に説法(せっぽう)
知り尽くしている人にそのことを説く愚かさのたとえ。釈迦に経(きょう)。
しゃか‐にない【釈迦担ひ】
《仏像は後ろ向きに背負って持ち運ぶのを常としたところから》行き倒れの死人を運ぶとき、棺桶を後ろ向きに背負うこと。また、その背負い方。「いっそ行き倒れの—がましでおぢゃるは」〈浄・油地獄〉
釈迦(しゃか)にも経(きょう)の読(よ)み違(ちが)い
《仏教の開祖である釈迦牟尼(しゃかむに)でも時には経を読み誤るの意》どんなにすぐれた人でも、失敗することはあるというたとえ。弘法(こうぼう)にも筆の誤り。河童の川流れ。
しゃかにょらいたんじょうえ【釈迦如来誕生会】
浄瑠璃。時代物。五段。近松門左衛門作。元禄8年(1695)大坂竹本座初演。釈迦の伝記に、さまざまな仏教説話を加えて脚色したもの。
しゃか‐ねんぶつ【釈迦念仏】
1 「南無(なむ)釈迦牟尼(むに)仏」と唱和する念仏法会。京都の大報恩寺(俗称、千本釈迦堂)において、毎年陰暦2月に行われた遺教経会(ゆいきょうぎょうえ)の大念仏が有名。→千本(せんぼん)念仏 ...
しゃか‐はっそう【釈迦八相】
釈迦がこの世に出現して示した8種の相。降兜率(ごうとそつ)・入胎(托胎)・出胎・出家・降魔(ごうま)・成道(じょうどう)・転法輪・入滅。八相。八相成道。
しゃかはっそうやまとぶんこ【釈迦八相倭文庫】
合巻。58編。万亭応賀作。2世歌川豊国・2世歌川国貞・惺々(せいせい)暁斎画。弘化2〜明治4年(1845〜71)刊。釈迦が1代に示現した八相を平易な読み物に翻案したもの。
しゃかぶつ‐だい【釈迦仏台】
《Tich Ca Phat Dai》ベトナム南部の都市ブンタウにある仏教寺院。市街中心部の北約3キロメートルの丘の上に位置する。釈迦の誕生から入滅をたどる白い仏像が点在。市民が多く参拝に訪れるほ...
しゃか‐ほう【釈迦法】
密教で、釈迦如来を本尊として、障難・病患を除くために修する秘法。
しゃかむにぶっだがや‐じいん【釈迦牟尼菩提迦耶寺院】
シンガポールにある千燈寺院の正式名称。