しゅつさんぞうきしゅう【出三蔵記集】
中国梁(りょう)代の仏教書。15巻。僧祐(そうゆう)編。最古の経典目録で、梁代までに翻訳された経典の序や後記を集録し、訳経者の伝記を付けたもの。今はない道安の「綜理衆経目録」を引用。出三蔵記。僧祐録。
しゅつ‐ざ【出座】
貴人がその席に出ること。
しゅつ‐ざん【出山】
《「しゅっさん」とも》 1 山を出ること。 2 僧が、今まで修行していた寺を出ること。
しゅつざん‐の‐しゃか【出山の釈迦】
6年の苦行を終えたのち、さらに真の悟りを求めて雪山を出る釈迦。画題として描かれる。
しゅつ‐じ【出自】
1 人の、生まれ。事物の出どころなどにもいう。「蕪村の—を尋ねる」 2 文化人類学で、個人が出生と同時に組み込まれる、特定の祖先を共通にする集団を決定する原理。
しゅつ‐じょう【出定】
仏語。禅定(ぜんじょう)から、もとの平常の状態にもどること。⇔入定。
しゅつ‐じょう【出場】
[名](スル) 1 その場所に出ること。 2 競技会などに参加すること。「野球大会に—する」⇔欠場。 3 消防車・救急車が現場におもむくこと。出動。「—体制」 4 改札口・出入り口などを通って、...
しゅつじょうこうご【出定後語】
江戸中期の仏教書。2巻。富永仲基(とみながなかもと)著。延享2年(1745)刊。仏典を歴史的に研究し、それらが釈迦の直説(じきせつ)でなく、あとから追加されて成立したものとして、大乗仏教を否定した。
しゅつじょうしょうご【出定笑語】
江戸中期の思想書。3巻、付録3巻。平田篤胤著。文化8年(1811)成立。仏教の成立から、日本渡来などを説き、仏教思想とその受容者たちを論難したもの。
しゅつじをしる‐けんり【出自を知る権利】
非配偶者間人工授精による生殖補助医療によって生まれた子が、のちに遺伝上の親や代理母が誰であるかという、自らの出自について知る権利。海外ではこの権利を認める国が増えており、日本においても法制度化に...