すい‐が【酔臥】
酒に酔って寝ころぶこと。「三毒の酒に—し」〈海道記〉
すい‐が【睡臥】
[名](スル)横になってねむること。「昼は一家皆—して、黄昏に至って初めて起き」〈秋水・兆民先生〉
すい‐がい【透垣】
《「すきがき」の音変化》板と板、または竹と竹との間を、少し透かしてつくる垣。すいがき。「所どころの立蔀(たてじとみ)、—などやうのもの、乱りがはし」〈源・野分〉
すい‐がい【水害】
洪水・高波などによって受ける被害。《季 夏》
すい‐がい【水涯】
水のほとり。水ぎわ。岸。「行く行く詩文を談じて—を過ぎ」〈織田訳・花柳春話〉
すい‐がい【翠蓋】
緑色のおおい。また、緑の葉の茂った木の枝のたとえ。「赤松黒松の挺然(ていぜん)林より秀でて—を碧空に翳(かざ)すあり」〈蘆花・自然と人生〉
すいがいよぼう‐くみあい【水害予防組合】
堤防・水門の保護など水害の防御に関する事業を目的として、水害予防組合法に基づいて設立される公共組合。水害の予想される一定区域内の土地・家屋の所有者を組合員とする。
粋(すい)が川(かわ)へ陥(はま)・る
事情に通じ、知ったかぶりをする人が、かえって失敗することのたとえ。「—・るといふ目前損者の教への如く」〈浮・禁短気・三〉
すい‐がき【透垣】
「すいがい(透垣)」に同じ。「本院の—に朝顔の花の咲きかかりて」〈詞花・秋・詞書〉
粋(すい)が身(み)を食(く)・う
遊里・芸人社会などの事情に通じて、得意になっている人は、つい深入りして、いつのまにか身を滅ぼすことになる。