すま【隅】
すみ(隅)のこと。多く地名の「須磨」にかけて用いる。「播磨路や心の—に関据ゑていかで我身の恋を留めん」〈山家集・中〉
すま【須万】
サバ科の海水魚。全長約90センチ。体はカツオに似る。背面は黒青色で斑紋がある。胸びれの下に灸(きゅう)のあとのような黒斑が数個あるので、やいとともいう。本州中部以南に分布。食用。
すま【須磨】
神戸市西部の区名。また、その須磨区南部の地域。大阪湾に面する白砂青松の海岸で、古来、明石と並び称される景勝地。須磨関跡・須磨浦公園などがある。[歌枕]「わくらばに問ふ人あらば—の浦にもしほたれ...
すまい
ありさま。ようす。「人様々の顔の—」〈二葉亭・浮雲〉
すまい【住(ま)い】
《動詞「す(住)まう」の連用形から》 1 住むこと。また、暮らし。生活。「ひとり—(ずまい)」「佗び—(ずまい)」 2 (「住居」とも書く)住んでいる家や所。「閑静な—」
すまい【相撲/角力】
《動詞「すま(争)う」の連用形から》 1 すもう。また、すもうをとること。《季 秋》「当麻蹶速(たいまのけはや)と野見宿禰(のみのすくね)とに—とらしむ」〈垂仁紀〉 2 「相撲(すまい)の節(せ...
すまい‐ぐさ【相撲草】
植物の名。オグルマまたはオヒシバという。「ひくには強き—かな」〈金葉・雑下〉
すまい‐とり【相撲取り】
すもうとり。すまいびと。すまい。
すまい‐の‐せち【相撲の節】
平安時代、毎年7月に宮中で、諸国から召し集められた相撲人(すまいびと)の相撲を天皇が観覧した行事。初めは7日、のち、大の月は28日・29日、小の月は27日・28日となった。2日前にけいこの内取り...
すまい‐の‐せちえ【相撲の節会】
「相撲(すまい)の節(せち)」に同じ。《季 秋》