かい‐がん【開龕】
《「龕」は厨子(ずし)のこと》厨子を開いて中の仏像を拝ませること。開帳。
おりべ‐だな【織部棚】
古田織部の好みにより、幸阿弥長玄(こうあみちょうげん)が蒔絵(まきえ)を施して作った厨子(ずし)棚。
女(おんな)の腐(くさ)ったよう
ぐずぐずしていて優柔不断な男をあざけっていう言葉。
おも‐にく・し【面憎し】
[形ク]顔を見るのも憎らしい。つらにくい。「などか必ずしも—・く引き入りたらむが賢からむ」〈紫式部日記〉
かき‐おろ・す【掻き下ろす】
[動サ五(四)] 1 かいておろす。下の方に向かってかく。「屋根に積もった雪を—・す」 2 引いている牛や馬をはずして、車の轅(ながえ)を地に置く。「関山に皆下りゐて、ここかしこの杉の下に車ども...
おとこたちのやまと【男たちの大和】
辺見じゅんによるルポルタージュ。昭和58年(1983)、上下2冊を刊行。旧日本海軍の戦艦「大和」の乗組員100名以上に取材し、その起工から沈没までの軌跡を明らかにする。第3回新田次郎文学賞受賞。...
お‐すえ【御末】
1 内裏、または室町時代の将軍家で、諸臣との応対に用いられた奥向きの一室。また、そこに詰めた者。 2 江戸時代、将軍家または大名家で、水仕(みずし)・雑役などに従事した下級の侍女。また、その詰め...
お‐の‐こ【男の子/男】
1 成人の男子。おとこ。⇔女(め)の子。「—やも空しくあるべき万代(よろづよ)に語り継ぐべき名は立てずして」〈万・九七八〉 2 男の子。むすこ。「すべて—をば、女に笑はれぬやうにおほしたつべしと...
お‐ぶくろ【尾袋】
1 唐鞍(からくら)の付属具の一。馬の尾を包むのに用いる袋。 2 鷹(たか)の尾を傷めぬようにかける生絹(すずし)の袋。
かい‐ちょう【開帳】
[名](スル) 1 ふだんは閉じてある厨子(ずし)の扉を、特定日に限って開き、中の秘仏を一般の人に拝ませること。開龕(かいがん)。啓龕(けいがん)。開扉(かいひ)。《季 春》「—の破れ鐘つくや深...