てん・ずる【点ずる】
[動サ変][文]てん・ず[サ変] 1 筆の先などで点をつける。「詩句のかたわらに—・ずる」 2 火をつける。あかりをともす。「居間へ戻って灯火を—・じ」〈二葉亭・浮雲〉 3 しずくをたらす。「目...
むず
[助動][○|○|むず(んず)|むずる(んずる)|むずれ(んずれ)|○]《推量の助動詞「む」に格助詞「と」が付き、さらにサ変動詞「す」の付いた「むとす」の音変化》活用語の未然形に付く。 1 推量...
やすん・ずる【安んずる】
[動サ変][文]やすん・ず[サ変]《形容詞「やすし」の語幹に「み」を添えた「やすみ」に、動詞「す」の付いた「やすみす」の音変化》 1 安らかになる。安心する。「この情勢ではまだまだ—・ずるわけに...
ほう・ずる【報ずる】
[動サ変][文]ほう・ず[サ変] 1 むくいる。かえす。「人の恩に—・ずる」「恨みを—・ずる」 2 知らせる。告げ伝える。「新聞の—・ずるところによると」「時を—・ずる」
べん・ずる【弁ずる/辨ずる】
[動サ変][文]べん・ず[サ変] 1 物事をわきまえる。区別する。「物事の善悪を—・ずる」 2 物事を処理する。取り計らう。すませる。「商用を—・ずる」「資金を—・ずる」 3 解決する。ととのう...
ほう・ずる【奉ずる】
[動サ変][文]ほう・ず[サ変] 1 高貴な人にさしあげる。たてまつる。「御前で舞を—・ずる」 2 うやうやしくうける。承る。「君命を—・ずる」 3 うやうやしく持つ。ささげる。「校旗を—・ずる...
こ‐ずる・い【小狡い】
[形][文]こずる・し[ク]少しばかりずるい。なんとなくずるいところがある。「—・い手を使う」 [派生]こずるさ[名]
ろん・ずる【論ずる】
[動サ変][文]ろん・ず[サ変] 1 筋道を立てて述べる。「現代文学について—・ずる」「環境問題を—・ずる」 2 互いに意見をたたかわす。論争する。また、言い争う。「夜を徹して—・ずる」 3 (...
あん・ずる【案ずる】
[動サ変][文]あん・ず[サ変] 1 考えをめぐらす。考え出す。いろいろ工夫する。「一計を—・ずる」 2 心配する。思い煩う。気遣う。「—・ずるには及ばない」「将来を—・ずる」 3 はっきりしな...
えん・ずる【演ずる】
[動サ変][文]えん・ず[サ変] 1 人々の前で芝居・舞踏・演奏などをして見せる。また、芝居や映画などで、ある役を務める。「狂言を—・ずる」「敵役を—・ずる」 2 ある役目を務める。「物分かりの...