おもい‐しら・す【思い知らす】
[動サ五(四)]「思い知らせる」に同じ。「身のほどを—・してやる」 [動サ下二]「おもいしらせる」の文語形。
おも‐む・く【赴く/趣く】
《「背(そ)向く」に対して「面(おも)向く」の意》 [動カ五(四)] 1 ある場所・方角に向かって行く。「現場に—・く」 2 物事がある方向・状態に向かう。「心の—・くままに行動する」「病気が...
おもい‐あわ・せる【思い合(わ)せる】
[動サ下一][文]おもひあは・す[サ下二] 1 他の事例を引き合いに出して考える。考え合わせる。「彼の言動を—・せると納得できる」 2 思い当たる。「一二の枝のへだて、不思議なりとて、—・せける...
おもい‐ぐさ【思い草】
1 ナンバンギセルの別名。《季 秋》「異草(ことくさ)にまぎれてかなし—/風生」 2 《物思いのときにのむもの、また、物思いを消すものの意か》タバコの別名。「相合煙管(あひあひぎせる)—思ひし甲...
おもい‐あわ・す【思い合(わ)す】
[動サ五]「思い合わせる1」に同じ。「あれこれ—・してみるとよくわかる」 [動サ下二]「おもいあわせる」の文語形。
おびき‐よ・せる【誘き寄せる】
[動サ下一][文]おびきよ・す[サ下二]だまして近くに引き寄せる。「集魚灯でイワシを—・せる」
お・ぶ【帯ぶ】
[動バ四] 1 身につける。「我が大君の—・ばせる細紋(ささら)の御帯の結び垂れ」〈継体紀・歌謡〉 2 細長くまわりに巻く。「三諸(みもろ)の神の—・ばせる泊瀬川(はつせがは)水脈(みを)し絶...
おび・く【誘く】
[動カ四]だましてさそう。また、引き寄せる。現代語では「おびきだす」「おびきよせる」など、複合して用いる。「客(てき)を—・くは日文(ひぶみ)の迎ひ」〈人・辰巳園・四・序〉 [補説]歴史的仮名遣...
思(おも)いを掛(か)・ける
1 深い恋情を寄せる。恋い慕う。また、執着する。「長年—・けた人」 2 心配をさせる。「自らが名をも朽たし、母御に—・け申すことよもあらじ」〈謡・鳥追舟〉
思(おも)いを寄(よ)・せる
1 自分の気持ちを向ける。「遠い故郷に—・せる」 2 特に、ある異性を恋い慕う。「ひそかに—・せる」