せんごく‐どおし【千石通し/千石簁】
農具の一。傾斜したふるいの上端から搗(つ)き米を流して米とぬかにふるい分けたり、穀粒をふるい分けたりするもの。千把扱(せんばこ)きとともに江戸中期以後普及し、農作業の能率を高めた。万石通し。
せんごく‐はら【仙石原】
神奈川県南西部、箱根町にある高原。箱根山の火口原湖跡に広がり、箱根温泉群の最北部にあたる。湿原植物が群生する。
せんごく‐ぶね【千石船】
米千石程度を積める船。江戸時代には弁才船(べざいせん)の俗称となった。千石積み。
千石船(せんごくぶね)の帆柱(ほばしら)
気が長いことをしゃれていう語。千石船は大型船で帆柱が長いので、「木が長い」と「気が長い」を掛けたもの。
せんごくらんせいのぶんがく【戦国乱世の文学】
杉浦明平による文芸評論。昭和40年(1965)刊。記録文学、おとぎ話、歌謡などさまざまなジャンルの作品を取り上げ、戦国時代の日本文学を俯瞰(ふかん)する。
せんごし‐いわい【千越し祝(い)】
豊漁の祝い。万越(まんご)し祝い。
せんごななじゅうねん‐だんわ【戦後七十年談話】
⇒安倍談話
せんご‐は【戦後派】
1 ⇒アプレゲール 2 第二次大戦後に育った人々。 3 ⇒戦後派文学
せんごは‐ぶんがく【戦後派文学】
第二次大戦後に現れた新しい文学の一派。雑誌「近代文学」を中心に、政治と文学の問題、戦争責任や主体性の問題などを提起して創作活動を展開した。主な小説家・評論家に野間宏(のまひろし)・椎名麟三(しい...
せんごひゃくばんうたあわせ【千五百番歌合】
鎌倉前期の歌合わせ。20巻。建仁2年(1202)ごろ成立。後鳥羽院が当時の代表的歌人30人に、各100首ずつを詠進させたもの。判者は後鳥羽院・藤原俊成ら10人。各首に判者の評があり、新古今時代の...