うまれ‐あわ・せる【生(ま)れ合(わ)せる】
[動サ下一][文]うまれあは・す[サ下二]ある事が起こった、または、ある状態になった、その時期に生まれる。うまれあわす。「太平の世に—・せる」
えい‐ざめ【酔い醒め】
1 酒の酔いがさめること。よいざめ。 2 酔って眠ったのち、目がさめること。また、その時。よいざめ。
おう‐しゃ【往者】
1 行く人。⇔来者。「—の便利は来者の不便なり」〈福沢・文明論之概略〉 2 《「者」は漢文の助辞》過ぎ去ったこと。また、その時。既往(きおう)。⇔来者。
おち‐あし【落ち足】
1 戦いに負けて逃げ落ちていくこと。また、その時。敗走。「一ノ谷の—屋島の—にも爰にては次信、かしこにては忠信と名乗って」〈幸若・屋島軍〉 2 川の水が引くこと。また、その時。「水の—をやまつべ...
おてんき‐や【御天気屋】
《天気は、その時その時で変わるところから》機嫌や気分の変わりやすい人。お天気者。
おり・いる【下り居る】
[動ワ上一] 1 下りたままでいる。下りてそこにいる。「住吉の浜を行くに、いとおもしろければ、(馬カラ)—・ゐつつ行く」〈伊勢・六八〉 2 下りて座る。下りてとどまる。「その沢のほとりの木の蔭に...
おり‐おり【折折】
[名]その時その時。「四季—の花」
[副] 1 時々。時たま。「—見かける人だ」 2 だんだん。徐々に。「齢は歳々にたかく、栖(すみか)は—にせばし」〈方丈記〉
おり‐から【折柄】
1 ちょうどその時。折しも。副詞的にも用いる。「—の豪雨をついて出発」「—聞こえる祭り囃子(ばやし)」 2 (接続助詞的に用いる)…の時なので。…の時節だから。「天候不順の—」 3 その物事にふ...
おり‐し‐も【折しも】
[副]《「し」「も」はともに強めの助詞》ちょうどその時。折から。「—強風が吹き荒れる」
折(おり)しもあれ
ちょうどその時。折もあろうに。「—、対面に聞こえつべきほどにもあらざりければ」〈かげろふ・中〉