そう‐ぜん【窓前】
まどのまえ。まどのそば。
そい‐つ・く【添ひ付く】
[動カ四]そばへ寄る。寄り添う。「なにぞ、なにぞと源中将は—・きて言へど」〈枕・一六一〉
すり‐つ・く【擦(り)付く/摩り付く】
[動カ五(四)]からだをこすりつけるようにして、そばに寄る。「黒襦子の其の帯へ—・くように坐って」〈鏡花・婦系図〉 [動カ下二]「すりつける」の文語形。
そうろ・う【候ふ】
[動ハ四]《「さぶらう」の音変化》 1 身分の高い人のそばに控える。伺候する。「鈴の綱のへんに、布衣(ほうい)の者の—・ふは何者ぞ」〈平家・一〉 2 「ある」「いる」の丁寧語。 ㋐対話や消息に用...
すう‐き【数奇】
[名・形動]《「数」は運命、「奇」は不運の意》 1 運命のめぐりあわせが悪いこと。また、そのさま。不運。「報われることのなかった—な人」 2 運命に波乱の多いこと。また、そのさま。さっき。「—な...
しん‐げつ【新月】
1 「朔(さく)1」に同じ。 2 陰暦で、1を過ぎたころ、西の空に見える細い月。また特に、陰暦8月3日の月。《季 秋》「—に蕎麦(そば)打つ草の庵かな/几董」 3 東の空に輝き出てくる月。「三五...
すえ‐ばこ【居箱/居筥】
法会のとき、導師の僧のそばに置く、ふたのない長方形の木箱。法具・表白(ひょうびゃく)・経巻や説教の原稿などを入れる。接僧函(せっすかん)。
すま・す【済ます】
[動サ五(四)]《「澄ます」と同語源》 1 なすべき物事を全部してしまう。「食事を—・す」「支払いを—・す」「引き継ぎを—・す」 2 借りた金などをすっかり返す。返済する。「借金を—・す」 3 ...
すき‐びと【好き人/数寄人/数奇人】
1 風流・風雅を解する人。また、物好きな人。すきもの。「茶饗して—をあそばしむ」〈胆大小心録〉 2 色好みの人。すきもの。「ある—ほのかに見奉りて、人知れず思ひ初め候ひける袖の色」〈伽・秋夜長〉
そう‐ばん【双盤】
1 寺院で法会に打ち鳴らす金属製の盤。 2 歌舞伎の下座音楽に使われる楽器で、大形の当たり鉦(がね)に似たものを枠にかけ、撞木(しゅもく)で打つもの。寺院やその付近の場面などに用いる。 3 建築...