する‐と
[接]《動詞「する」の終止形+接続助詞「と」から》 1 続いて起こる事柄を表すのに用いる。そうすると。「—突然まっ暗になった」 2 前の事柄から判断した結果を導く。それでは。「—君は知っていたのか」
しょ‐せん【所詮】
[名] 1 最後に落ち着くところ。「せっかく鳥に生まれて来ても、…なんの—もないことじゃぞ」〈賢治・二十六夜〉 2 仏語。経文などによって表される内容。能詮(のうせん)に対していう。 [副]...
ずん‐ば
[連語]《連語「ずは」に撥音が添加され、「は」が濁ったもの》「ずは1」に同じ。「それでは行か—なるまい」「君君たらずといふとも、臣もって臣たら—あるべからず」〈平家・二〉
やれ‐さて
[感] 1 ふと心づいたり、不審がとけたりしたときなどに言う語。やれ、そこで。いや、それでは。「—、太郎冠者。珍しや」〈虎明狂・墨塗〉 2 歌などの囃子詞(はやしことば)。「櫛になりたや、—、薩...
ふえ【笛】
1 管楽器のうち、らっぱ類を除いたものの一般的呼称。フルート・篠笛(しのぶえ)などの横笛と、リコーダー・尺八・篳篥(ひちりき)などの縦笛に分けられる。また、口笛・草笛など。 2 特に、横笛のこと...
む‐じゅん【矛盾/矛楯】
[名](スル) 1 ほことたて。 2 《昔、中国の楚の国で、矛(ほこ)と盾(たて)とを売っていた者が、「この矛はどんなかたい盾をも突き通すことができ、この盾はどんな矛でも突き通すことができない」...
で‐は
[接]《「それでは」の略》 1 前述の事柄を受けて、それをふまえて次の事柄を導くときに用いる。それなら。「—、そうします」 2 区切りをつけて、物事を始めたり終えたりすることを示す。「—始めよう...
なん‐にも【何にも】
[副]《「なににも」の音変化。あとに打消しの語を伴う》何物にも。何事にも。「それでは—ならない」
つぼ【壺】
《古くは「つほ」》 1 胴がふくらみ、口が狭くなった形の容器。陶製・木製・ガラス製などがある。 2 ばくちで、采(さい)を入れて伏せる器。壺皿。「—を振る」 3 深くくぼんでいるところ。「滝—」...
世間(せけん)が立(た)・つ
世間への申し訳が立つ。世間に対して一分(いちぶん)が立つ。「ちょっと顔でも見たいが、いやいやそれでは—・たぬ」〈浄・冥途の飛脚〉